365日、餅を切らすことなく常備しているという本田明子さん。
「夫の朝食には、毎朝ぜんざいが加わります。私も焼き餅に納豆や筋子をのせたり、食パン感覚でよく食べています」
山形県生まれの父親が、行事やお祝い事のたびに、のし餅を作って持ってきてくれる。餅が常に身近にある生活のおかげで、料理のバリエーションも増え、餅への興味も深まった。
「お雑煮も、調べてみると、同じ県内でも地域や家庭によって本当にさまざま。“雑”の字には、具だけでなく、結婚によって異なる家庭の文化が混じり合う意味もあるように思います」
今回教えてもらった餅料理は、雑煮からおつまみ、おやつまで実に多彩。
「塩気にも甘みにも合うし、どの料理も手軽に作れるのが魅力。食感や風味の違いを、ぜひ楽しんでみてください」