くらし

料理研究家の口尾麻美さんに教わる、夏の暑さを乗り切る酸味がきいた冷たいスープのレシピ。

暑さで食欲のないときには冷製を、エアコンによる体調不良なら温製で。スープは夏バテ対策にうってつけ!
  • 撮影・三東サイ

[冷たいスープ]食欲がないときには、のどごしのよい冷製を。

料理研究家 口尾麻美さん

世界各地を旅し、その土地ならではの食文化に触れて情報を発信し続けている口尾麻美さん。蒸し暑いアジアはもちろん、季節の寒暖差の激しいロシア、トルコでも、夏を乗り切るヒントが各国のスープにあるという。

「夏は、具材などを足すだけで1品できてしまう“スープの素”を冷蔵庫に常備しておくと便利。トルコの定番である塩と水を加えたヨーグルトドリンクもそのひとつ。すりおろしたきゅうりを混ぜるだけでひと皿に。ロシア料理にも同様の発酵乳製品を使った“スープの素”があります」

疲労回復に最適なスープに足す酸味も、酢、発酵食、レモンやトマトなど、国によりバラエティに富んでいる。「暑い時季にいただく温かなスープには、清涼感のあるレモンや酢をプラスすると、さっぱりとした味わいに」

オリーブオイルでパンとも相性よし。夏の朝にぴったりな洋風冷や汁。

トマトとトーフとバジルの冷や汁
オリーブオイルを入れなければ和風に。また、ごま油とすりごま、大葉を入れてもおいしい。だしを引くのが手間なら水で味噌を溶いても。

【材料(2人分)】
トマト(角切り) 1個
豆腐 1/2丁
バジル 2枚
オリーブオイル 適量
味噌 大さじ2(好みで加減を)
だし汁(好みのもの) 300〜400ml

【作り方】
1.
小鍋にだしをとり、冷蔵庫で冷やしておく。
2. 1に味噌を溶き入れて、くずした豆腐を加えて混ぜる。
3. 2を器に盛り、トマトをのせ、刻んだバジルとオリーブオイルを散らす。

爽やかなハーブの風味で、夏の塩分補給にぴったり。

ヨーグルトときゅうりの冷製スープ
トルコで古くから愛飲されている、塩入りのヨーグルトドリンクを、爽やかにアレンジ。

【材料(2〜3人分)】
きゅうり 1本
ヨーグルト 400g
水 200ml
A[にんにく(すりおろす)1かけ、塩小さじ1/2、ディル(刻む)大さじ1/2〈ドライミント小さじ1でも〉]
ディル 適量(飾り用)

【作り方】
1.
きゅうりはすりおろす。
2. ボウルにヨーグルトと水を入れ、滑らかになるまでよく混ぜる。
3. 2に1とAを入れ味つけし、冷蔵庫へ。冷えたら器に盛り、ディルを散らす。

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