くらし

料理研究家・冷水希三子さんに教わる、食パンと卵のアレンジレシピ6品。

どこでも買えて、手軽に味わえ、多様な楽しみ方ができる食パンにあれをのせたり、これをのせたり。食パンは本当に懐が深かった!
  • 撮影・青木和義 スタイリング・岩﨑牧子 文・葛山あかね

食パンにのせたら何でもおいしい。作っていて楽しいのが一番です。

料理研究家 冷水希三子さん

「今回紹介したのは難しい手順のない、気取らないものばかり。いつもなら別々に盛り付けていたおかずを食パンにのせちゃいました、みたいな感覚で楽しんでもらえれば(笑)。のせる具材にしても、間違った組み合わせってあまりないような気がします。食パンにのせればなんでもおいしいですから」とは料理研究家の冷水希三子さんだ。

食パンの種類はお好みでOK。焼くか焼かないかの選択も気分でいいとか。
「ただ、焼くとサクッとして香ばしく、軽い食感になり、焼かないとしっとりとして、小麦粉の甘味を感じやすい。そのくらいは覚えておくと、より好みの味わいが追求できるかも」

そう話す冷水さんが教えてくれたのは、朝食の定番「卵」を多様にアレンジした6品。いずれも調理はシンプル。そのほとんどが朝起きてからすぐに作れるものばかり。毎日の食パン生活が、おいしく楽しくなることうけあいだ。

茹でたり、焼いたり。変幻自在な卵は食パンの良き相棒。

目玉焼きトースト

ザ・朝食。シンプルにトマトソースでいただく。
食パンと目玉焼きは朝食の定番。トロリとした黄身の甘味が、優しい酸味のトマトソースと混ざり合い、絶妙な味わいに。トマトソースは冷蔵で10日ほどもつので、多めに作るとよい。

【材料】
卵 1個
オリーブオイル 適量
トマトソース(作りやすい分量)[トマト2個、酢・砂糖各トマトの重量の5%]
食パン 1枚

【作り方】
1.
トマトは湯むきし、種部分はザルで漉して汁気だけを取り出し、みじん切りにした実と合わせる。
2. 小鍋に1と酢、砂糖を入れて弱火で20分ほど煮る。
3. フライパンにオリーブオイルをひいて、半熟の目玉焼きを作る。
4. トーストした食パンに3をのせて2を適量かける。

ポーチドエッグの巣ごもりトースト

トロトロの半熟卵がソースがわりに。元気が出る朝ご飯。
サクサクの春キャベツにトロトロのポーチドエッグをのせたら、レモンをキュッと搾って召し上がれ。レモンによく合うマヨネーズをパンに塗ることで、キャベツがこぼれにくくなる効果も。

【材料】
卵 1個
春キャベツ 2〜3枚
塩・こしょう・酢・マヨネーズ・レモン 各適量
食パン 1枚

【作り方】
1. 小鍋に水と水の4%の酢を入れて沸かし、卵を割り入れて、2分ほど茹でる。
2. キャベツは千切りにする。
3. トーストした食パンにマヨネーズを塗って2を広げ、真ん中に1をのせて塩・こしょうで調味し、レモンを添える。

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