くらし

買ったあとで後悔しない、収納ボックス選びと使い方のルール。

「これ良さそう」で衝動買いしたものの、使いこなせず、結局また片づかない? ボックス収納の法則とコツを知れば、もう大丈夫!
  • 撮影・森山祐子 イラストレーション・安ケ平正哉

自分の部屋やニーズにきちんと合ったボックスを選ぶには?

整理収納アドバイザー 小西紗代さん

すっきり片づき、リバウンドしない収納を実現するためには、世に溢れる大小さまざまな種類の収納ボックスを、賢く正しく使いこなすことが肝要。「収納マニア」を自負する小西紗代さんに、収納ボックス選びと使い方のルール、そして読者Kさん宅で実際の収納ボックス活用術を教えてもらった。
「雑然とした部屋を片づけるために、モノを減らしていくのは第一段階。次のステップで、すべてのものを種類ごとに分け、動線や使い勝手によってそれぞれのしまう場所を決めて、収める。それでもなぜかモノが散らかる、リバウンドしてしまう、整理する時間が全然ないという人は、収納場所そのものの作り方や方法に問題があるのかもしれません」

せっかくきっちりしまってもその後の掃除が大変、一度モノを出してしまうと、しまいにくい。そんな面倒くささが続けば、すぐ元に戻ってしまうのが「収納あるある」。それを避けるには、
「流行りや人気だからと商品選びをいい加減にしないこと。果たして自分の家の収納にその商品が適しているかを客観視して、判断することが大切です。目指すのは、扉や引き出しを開けるたびに憂鬱になるのではなく、気分が上がる収納。ボックスの色や素材、形をきちんと選び、整理整頓が持続する収納を一度実現してしまえば、しまうこと自体が楽しくなる。簡単に収納できれば家族やたとえ友人でもしまいやすく、二度と散らからなくなるはずです」

1. 正しい測り方で、 収納場所を正確に把握する。

天面、側面2つの読み取り窓で、内寸、深さもきっちり測れるメジャー。プロマート インタービジョン 16 参考価格 1,380円(原度器 TEL:0465-48-8211)

「いざ収納という時、まずグッズを買うのではなく、収める場所を正確に測ってから買いましょう」と、小西さん。きちんと計測しなければ1ミリ違っても入らないので、グッズが無駄になりかねない。扉付きの場所に引き出しやボックスを入れる場合は、必ず両側の蝶番や上下のラッチの内側を測る。そのサイズを無視して詰め込むと、引っかかるなどの妨げを感じ、出し入れするたびにイラつくことに。

収納後の出し入れを想定して測る。

扉付き収納スペースは、棚本体の幅、奥行き、高さはもちろん、ストレスなくモノが出し入れしやすいように、扉についている蝶番や耐震ラッチ等の出っぱり部分の内側も測る。

精度高く測るには内寸メジャー。

内寸メジャーなら、箱の内側の寸法もミリ単位で正確に測定可能。深さを測るときは、メジャーの先端を底に直角に、ぴったり側面に沿わせると誤差が出ない。
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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