16歳でプロ入りして以来、数々の女流タイトルを獲得。今も日本将棋界を代表する女流棋士として活躍を続ける清水市代さん。最近、手みやげとして愛用しているのが、一心堂本舗の「将棋 デ ショコラ」だ。将棋の駒、8種類を原寸大で再現したチョコレートが、スタイリッシュなデザインの箱に入っている。
「“王将”“飛車”といった文字も精巧で、本物の駒に近いつくり。昨年にこのチョコレートの存在を知って、さっそく将棋教室を営んでいる父に贈ったら、とても喜んでもらえたんです。それ以来、いろいろな方に贈っています。皆さん、まず箱を手にして『これは何だろう』と不思議そうにする。そのあと、中身を目にした時の驚いた顔を見るのが楽しいですね」
箱の中には、将棋の歴史やルールを解説したパンフレットも入っていて、将棋好きはもちろん、将棋を知らない人でも楽しめる仕掛け。清水さんも、これまでに年配の男性から子どもがいる家庭まで、さまざまな相手に贈っては喜ばれているそうだ。もうひとつ、安心して手みやげにできる理由には、形の面白さだけでなく、味のおいしさもある。
「コクがありつつ、くどすぎない、上品な風味。食べるとほっとします。さらに、大きさが駒の種類によって違うので、食感の微妙な違いも楽しめるんです」
一局が、長い時は12時間も超える将棋の世界。頭脳を酷使するため、対局中、気分転換に甘いものをつまむ棋士は多い。皆それぞれにお気に入りのお菓子がある中、清水さんはチョコレートが好きで、よく対局のお供にしているそうだ。
「一度、この『将棋 デ ショコラ』を持ち込んだことがあるんですが、難しい局面になった時、ふと傍らに置いてあったこのチョコレートの駒を使いたくなってしまって(笑)。それ以来、対局の時は控えるようにしています」