カルチャー 河童に口裂け女……江戸時代から現代まで、あの妖怪たちに共通するものとは? 口裂け女、河童、化けたぬき……。おなじみの妖怪たちが続々登場。 時代を超えて共通するものとは? 記事をシェア X Facebook LINE リンクをコピー 2023.11.08 撮影・青木和義 構成・中條裕子 文・嶌 陽子 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー 写真ギャラリー 理科室や音楽室などの非日常的な空間も 妖怪が好んで出る場所のようです。(民俗学者、文筆家 常光 徹さん ・左)トイレの花子さんは、江戸時代の厠(かわや)の 妖怪からずっとつながっているんですね。(國學院大學教授 飯倉義之さん ・右) 【たぬき】たぬきが化けたり人間をたぶらかしたりする話は古くから伝わる。「狸太鼓をはじめ汽車の音、雨の音など、音を真似ることが多く、音の妖怪ともいわれています」(常光さん)国際日本文化研究センター蔵 【きつね】古くから神の使いとして信仰の対象となる一方、人を化かしたり驚かせたりする面も持つきつね。きつねに化かされる話は全国各地にあり、人々はきつねに特別な力を感じてきた。国際日本文化研究センター蔵 【見越入道】背丈が人の数倍もある坊主の姿をした巨大な妖怪。背後から覆いかぶさり、人の顔を覗き込むといわれている。「物差しで測る真似をすると小さくなるという俗信も」(常光さん)国際日本文化研究センター蔵 【河童の禰禰子】利根川に住む河童の女親分。流域の河童たちから年貢を取っていたとされる。「人間社会におけるヤクザの親分と子分の関係が河童にも投影されています」(飯倉さん)国際日本文化研究センター蔵 【髪切り】江戸時代に生まれた妖怪。夜中に道を歩いていると、男女問わず髷を元結(髪を束ねる紐)から切り落としてしまう。正体はきつねだという説と、髪切虫だという説がある。国際日本文化研究センター蔵 履き物を頭にのせるという魔除け法もあります。(左・常光さん)妖怪退治には、くさいものが効くといわれてますね。(右・飯倉さん) この写真ギャラリーの記事を読む 関連記事 不思議、怖い、でもちょっとかわいい、日本の妖怪の世界へようこそ。 ポップで、おしゃれで、ユーモラス。多彩な浮世絵をもっと気軽に楽しもう 100種類以上のバターを味比べした二人が語り合う、自分好みのバターの見つけ方と用途別おすすめバター。 広告 TAGS #お茶の時間 #妖怪 #対談 #常光徹 #浮世絵 #飯倉義之 HOME くらし 河童に口裂け女……江戸時代から現代まで、あの妖怪たちに共通するものとは?