「日本だと卵は朝食に食べるイメージが強いですが、フランスなどヨーロッパでは昼や夜の食事で活躍することも少なくありません」
と、上田淳子さん。例えば、オムレツは具だくさんにすればひと皿で満足のランチになるし、ゆで卵はひと工夫あるマヨネーズソースをかけるだけで立派なディナーの前菜に。
「どんな食材とも合うし、ボリューム調整にも使えるのが卵の良いところ。例えばスープだけだと物足りないという時、我が家でよくやるのが落とし卵。とくにトマト味のスープはトマトの酸味と卵がよく合うんです」
キッシュも、上田家の定番のひとつ。パイ生地を敷いた型で焼くのが一般的だけれど、
「中身だけココットで焼いて、パイ生地を添えれば簡単。上質なクロワッサンをスライスし、軽くトーストして添えても良いですよ」