昔、360度誰もいないオーストラリアの荒野を一人でドライブしていたとき、突然、それまで抱えていた悩みが吹き飛んだことがあります。人は雄大すぎる景色を前にすると「地球はあまりにも大きい→私は本当に小さい→私の悩みなんて塵のようなもの」という思考ステップを踏むのかもしれません。
Netflixの『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』を観たあとの気持ちも、ちょっとこの荒野のドライブに似ていました。「ビル・ゲイツがあまりにも天才すぎる→私は本当に小さい→私の悩みなんて塵のようなもの」という感じ。
とにかく、ビル・ゲイツの天才エピソードがすごい。たとえば、「中2から高3まで数学の成績がワシントン州でトップだった」「本を1時間で150ページ読んで90%を覚えている」「社員の車のナンバーを暗記しているので駐車場を見れば誰が出勤しているかわかる」などなど。
コンピュータに革命を起こしたビル・ゲイツの頭の中がまさにコンピュータそのものだったんですね…!