A.所得税は、国に納めて国政に使われ、住民税は、地方に納めて住民サービスなどの財源になる。
所得税とは、個人が得た所得にかかる税金で、所得には給与所得のほか、不動産所得、事業所得、利子所得、雑所得などがあります。所得税は国税で、国の予算として使われます。
住民税は住んでいる場所の都道府県と市区町村に納めて、それぞれ地方自治体が行う住民サービスなどに使われます。住民税の所得割の税率は、一律10%(都道府県民税4%、市町村民税6%)で、定額負担となる均等割が5000円です。
●所得税
個人が得た所得にかかる税金。5〜45%の累進課税制度で、所得が上がるほど税率が高くなる。
●住民税
課税所得に対して一律10%と均等割の5000円が課せられる。都道府県と市区町村に納め、住民サービスなどに使われる。