くらし

ナガダユイさんの鮭缶レシピ。

忙しい毎日にこそ摂りたい栄養豊富な海の幸。そこで活用すべきは缶詰、乾物、干物。主食材は手やハサミで調理できて下処理いらず、生にはない凝縮された旨みも楽しめる。そんな保存食の、和洋幅広いレシピをフードコーディネーターのナガタユイさんに教えてもらいます。
  • 撮影・柳原久子 イラストレーション・山本由実 文・大澤千穂

【鮭缶】カルシウム豊富で洋風料理にも活躍。

中骨も柔らかく煮込まれた、カルシウム豊富な鮭缶。和風はもちろん洋風の料理とも合う。

「鮭といえば和風ですが、サーモンと呼べば一転、洋風のイメージになりますよね。何より鮭は味がやさしいので、和洋を問わず、幅広く料理ができます」

今回は2種の汁物とサンドイッチ。時間のかかりそうなスープも鮭缶を使えば時短に。

「スープは具材を細かく切れば、煮る時間を短縮できます。サンドイッチもツナほど主張が強くなく、食べる人を選びません」

鮭と根菜の具だくさん粕汁

寒くなるこの季節にうれしい粕汁を鮭缶で実現。根菜などの具材もたっぷり入っているから、おかず感覚の汁物として楽しめます。

【材料(2人分)】
鮭水煮缶詰1缶(180g)、ごぼう1/4本、にんじん1/3本、大根3㎝、こんにゃく1/4枚、油揚げ1/2枚、水500ml、昆布5cm角、酒粕80g、味噌大さじ2、万能ねぎ3〜4本

【作り方】
1.ごぼうは斜め薄切りに、にんじんと大根はいちょう切りに、こんにゃくは短冊切りにする。油揚げは熱湯をかけて油抜きをしてから1cm幅に切る。
2.鍋に鮭缶を汁ごと入れ、水、昆布、1の材料を加えて、野菜が柔らかくなるまで煮る。
3.2に小さくちぎった酒粕を入れ、しばらくふやかしてから煮溶かす。酒粕が溶けたら昆布を取り出し、細切りにして鍋に戻す。
4.味噌を溶き入れたら汁椀に盛り付け、小口切りにした万能ねぎをのせる。

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