くらし

雅姫さんに学ぶ、お弁当を楽しく作るための秘策とは。

  • 撮影・柳原久子 文・今井 恵

娘が中学生になった頃、お弁当生活が始まりました。大学4年生になった今は、仕事で私が家を早く出る日に、夫と娘のために置き弁を作っています。好き嫌いが多い夫には、素材を替えたり、野菜をこっそり混ぜたりの工夫を。基本はワンプレート料理を作る感覚で、ご飯と混ざっても美味しいおかずを仕切りなしで詰めたり、前の晩に残ったおかずをアレンジしたり、無理せず楽しみながら作っています。蓋をしない置き弁だからこそ、ワンプレート感覚で作れます。

お弁当作りは、工夫次第で楽しいものに。

最初は時間ばかりかかり、そのぶん早起きもつらかったものですが、慣れてくると出来上がったお弁当を写真に撮ってウェブのダイアリーに載せたりして、モチベーションを上げました。写真映えするよう、バックの布を考えたり、詰め方を工夫したり、好きな手ぬぐいで箸袋まで縫ったり。たまには市販のお惣菜やソースも取り入れ、楽ちんにする工夫も。

1.気分が上がる グッズを用意。

お弁当作りを写真に撮るようになり、モチベーションが上がりました。それに伴い、手ぬぐいで箸袋を作ったり、お弁当箱を集めたり。「ユウノ竹工房」の岡悠さんのお弁当箱は私が使っています。

2.簡単お出汁に頼る。

手早くおかずを作るには、簡単お出汁も活用。卵焼きには茅乃舎の「だし巻き玉子の素」(プレーンと九条葱入り)や「椒房庵の玉子焼きの素」、豚の生姜焼きには「吉平のあわせしょうが」が手軽で便利。

3.仕切りは食べられるもので。

お弁当は基本味が混ざっても美味しいものを詰めますが、仕切りを使うとしたら食べられる素材が好きです。左上から時計回りに、サニーレタス、フリルレタス、手のひら大葉、青じそが万能選手です。

雅姫(まさき)さん●お弁当歴12年。モデル、デザイナー。デザイナーを務める『ハグ オー ワー』が10月17日に20周年を迎える。同日に発売する雅姫さん責任編集のムック『SENS de MASAKI』(集英社)では、ハグ20周年にまつわるものをぎゅっと凝縮して紹介。

『クロワッサン』1007号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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