くらし

【防災習慣】古くなった住宅用火災警報器、きちんと動作していますか?

2006年の消防法改正から設置が義務付けられた住宅用火災警報器。義務化初期に設置された製品に、今、取り替えの時期が訪れています。電池切れの音はどんなもの? 交換するならどんな商品がいい? クロワッサンが詳しく解説します。

住宅火災の「逃げ遅れ」対策、住宅用火災警報器が今迎えているリスクとは。

住宅火災による犠牲者の半数以上が「逃げ遅れ」が原因なのをご存知でしょうか (※)。
一刻も早い避難を促すために、消防法により設置が義務付けられているのが住宅用火災警報器。もう設置してあるから大丈夫、なんて思っていても要注意。実はこの機器、現在、あるリスクに直面しています。

それは義務化初期に設置された電池式の住宅用火災警報器が交換の時期を迎えていること。電子部品の寿命や電池の消耗などにより、古い機器は火災を感知しない恐れがあるのです。

にも関わらず、この義務化初期、2007年6月以前のブザータイプは、電池切れの警告音がわかりにくいのが難点。警告音に気づかず放置しているケースも多いのだそう。

市場全体で2,600万台以上設置されていると予測される、2007年6月以前のブザータイプの住宅用火災警報器の電池切れ音。約8秒おきに「ピッ」という音が鳴る。

ちなみに2007年7月以降に発売された住宅用火災警報器は、電池切れの際は警告音とともに「電池切れです」と音声で告知してくれます。

警告音を放置すると、住宅用火災警報器は約一週間で機能を停止。いざ火災が発生しても警報機が機能しないという大変危険な状況に陥ります。まずは自宅の機器がきちんと作動しているか、いつ設置されたものかをチェックしてみましょう。

<住宅用火災警報器の作動確認方法>

【正常な場合】正常をお知らせするメッセージまたは火災警報音が鳴る。※警報音はメーカーや製品により異なります。
【音が鳴らない場合】電池がきちんとセットされていない、または電池切れ、故障している可能性あり。
【正常な場合】正常をお知らせするメッセージまたは火災警報音が鳴る。※警報音はメーカーや製品により異なります。
【音が鳴らない場合】電池がきちんとセットされていない、または電池切れ、故障している可能性あり。

<設置時期の確認方法>

本体側面 ※記載場所は、メーカーや製品により異なる。
本体裏面 ※記載場所は、メーカーや製品により異なる。
本体側面 ※記載場所は、メーカーや製品により異なる。
本体裏面 ※記載場所は、メーカーや製品により異なる。

住宅用火災警報器の寿命は約10年。古いものは電池を交換しても本体が故障してしまう可能性があります。ぜひまるごと交換してリスクを回避して。

早期避難に役立つ、最新住宅用火災警報器の機能とは。

住宅用火災警報器を取り替えるときに、ぜひ備えたい機能が「ワイヤレス連動」。これは無線を使って複数の住宅用火災警報器を同時に鳴らすもので、たとえば一階のキッチンで起きた火災を、二階の寝室ですばやくキャッチすることが可能。

また、夜間の視界が悪い中での避難をサポートしてくれる「あかり」も、備えておきたい機能の一つ。

白色LED点灯なし
白色LED点灯あり
白色LED点灯なし
白色LED点灯あり

たとえば、Panasonicの住宅用火災警報器「けむり当番・ねつ当番」の最新機種(SHK79021P、SHK74101P、SHK74201P、SHK74201YP、SHK7620P)なら、警報器が火災を検知すると「声」と同時に白色LEDが点灯する機能を搭載。夜間の避難をより強力にサポートしてくれるようになりました。

その他、ワイヤレス連動型の警報をスマートフォンにプッシュ通知してくれるなどIot連携の製品なども。取り替え時期が来ているなら、最新機器を選んで万全の安全対策を。

プラスαの備え、火災そのもののリスクを減らす感震ブレーカーとは。

地震後の火災原因の約5割を電気関連のトラブルが占めているのをご存知でしょうか。
大規模な地震などに伴って停電したのち、電気が復旧した際に発生する「通電火災」は、地震大国日本の課題のひとつ。

出展:総務省消防庁ホームページ  平成23年(1月~12月)における火災の状況(確定値)(平成24年7月5日)

電気製品や破損した電源コード等が火元となる火災を防ぐための設備が、強い地震のあとに電気を強制遮断する「感震ブレーカー」。
震度5強以上の地震が起きるとブザーでお知らせ、夜間などの避難経路の照明電源を確保するため3分間の通電時間を設けたのち主幹ブレーカを強制遮断してくれます。また、3分以内に停電した場合でも、複電時に強制遮断します。
いま使っている住宅用分電盤にそのまま後付けできるタイプも多いので、ごく簡単に設置できることも。

火災発生時の早期避難に役立つ住宅用火災警報器に加え、火災そのものの発生リスクを抑える感震ブレーカーを備えればなお安心。自然災害の多い日本の住環境づくりに、ぜひセットで揃えたい防災設備です。

資料、画像提供:パナソニック株式会社
※ 平成30年版消防白書より 放火自殺者除く

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は本体のみ(税抜き)の価格です。税込表記の商品は、配信日が2019年9月30日以前の記事は消費税8%、2019年10月1日以降に配信の記事は10%(軽減税率適用のものは8%)が含まれています。

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