からだ

山本浩未さんが指南する、大人眉の正しい描き方、整え方。

顔の印象を決定づける眉毛の正しい描き方と整え方を、様々なアイテムと一緒にご紹介。
  • 撮影・玉置順子(t.cube/人物)、角戸菜摘(商品) ヘア&メイク・山本浩未 イラストレーション・谷本ヨーコ
山本浩未さん ヘア&メイクアップアーティスト

「眉毛の形は、顔全体とのバランスを見なくてはいけません。年齢とともに顔の形は変化していくのですから、眉も当然変えるべき。つまり、何十年も同じ眉のままでは似合わなくなっているはずです」と山本浩未さん。

「吊り上がっていると怖い、下がっていると自信がなさそう、など、眉は顔の印象を大きく左右します。上手に描けば、たるんだフェイスラインが気にならなくなる“補正効果”もある。自分をどう見せたいかによって形を変化させたほうがいいんです」

また、眉毛のトレンドも年々移り変わってきているという。

「かつては細眉が主流でしたが、近年の流れは、“太眉”です。ボルドーやピンクなど、色のニュアンスを足すことも流行っています。顔に合わせて形を変えていくだけでなく、流行も取り入れられたら完璧ですね! 正しい描き方や整え方をおさらいして、今のあなたにぴったりの“大人眉”を、一緒に探していきましょう」

顔全体のバランスを見ながら、絶対にいらない“ムダ毛”だけを処理するのが正解。

ブラシで毛並みを整えてから、 余分な箇所だけを処理する。飛び出した毛はハサミでカット。顔の影になるムダ毛は、シェーバーで剃る。

1.スッピンで整えるのはNG!眉を描いてから丁寧に処理。

「スッピンのまま眉毛を切ったり抜いたりしてはいけません。素顔のままだと、必要な部分までうっかり処理してしまうので、いざ眉メイクをしてみると“あれ?”と違和感を覚えるはずです。理想の形を描いて確認したあとに処理をする、というのが基本中の基本です。また、眉だけでなく、顔全体を見ながら整えることも意識すること。少し整えたら鏡を見て、また整えて、というふうに逐一チェックしてください。眉のお手入れは一日の終わり、お化粧を落とす前に行うことをおすすめします」

2.毛並みをしっかり活かすためむやみに切らない、抜かない。

「必要以上に抜きすぎると、二度と生えてこなくなるので、自分の毛はどうか大切にしてください。ただし、眉の周辺に生えているうぶ毛(上イラストの青い部分)は、顔に不要な影を作ってしまうのでシェーバーで剃ること。特に毛が薄い人ほど、ムダ毛を剃ることで、眉毛の輪郭がしっかり出てきます。毛の向きがバラバラな人は、まずはブラッシングで毛の流れをきれいにする。それでも飛び出してくる毛があれば、抜かずに、飛び出している部分だけをハサミでカットしてください」

お手入れの基本グッズ

角度がついているから 眉の根元からとかせる。ブラシが45度くらい曲がっているので、無理なく使える。マスカラのダマも取れる優れもの。ブラシが45度くらい曲がっているので、無理なく使える。マスカラのダマも取れる優れもの。フーミー スクリューブラシ〈アイブロウ・まつ毛用〉 1,000円(Clue TEL.03-5643-3551)
刃先のカーブが好評の、 40年以上のロングセラー。1977年の発売以来、切れ味が人気の眉バサミ。眉の凹凸に合うように刃先が緩やかに曲がっているのが特徴。資生堂 アイブローシザーズ212 2,500円(資生堂 TEL.0120-81-4710)
肌への抵抗も少ない、 「音波振動」のカミソリ。「音波振動」とは1秒間に約100回の高速振動のこと。肌あたりが優しいので、カミソリ負けが心配な人でも安心して使える。bi-hada ompa 1,480円 *編集部調べ(貝印 TEL.0120-016-410)
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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