からだ

【食事編】座っているだけでちゃっかり筋肉を鍛えるコツ

座っているだけでも、体を支える筋肉を鍛えることができる。ただし、どんな座り方でもいいというわけではない。骨盤を立てて座ることが大切。自宅や職場など、座る機会の多い椅子はもちろん、カフェや電車など、座りにくい椅子でも、しっかりちゃっかり筋肉を鍛えるコツを覚えておきたい。
  • 撮影/水野昭子 イラストレーション/山下カヨコ、杉山美奈子 取材・文/風間裕美子 

器を持ち上げれば、頭が落ちない。

○:首を曲げずにすめば、背中もまっすぐのまま。
料理に口を近づけようとすると、首が前に倒れて背中が曲がる。食べ物のほうを、口に近づけて。

○:骨盤を立てて座れば、 消化機能がアップ。
正しい座り方をすれば、内臓が圧迫されず血流が正常に。消化器が元気になり、消化吸収がはかどる。

×:背中が丸まって 食事の妨げに。
骨盤が傾くと、背中が丸くなる。胃や食道が圧迫され、見た目だけでなく、消化も悪くなる。

×:手を伸ばすときは首だけ前に出さない。
遠くにある料理を取るときは、上半身ごと前に向かうこと。首だけ前に出すと、背中が丸くなる。


『Dr.クロワッサン 座り方を変えるだけで、不調は治る!』
奥谷まゆみ 監修
定価:810円 (税込)

調子が悪いのは運動不足のせいと思ってませんか? 体って動かさないと、動き方を忘れてしまうもの。
体に動き方を思い出させるには、正しく座ることができれば十分。

骨盤を立てて座ると、猫背が治り、内臓が正しい位置に戻り、多くの不調が治ります。

監修奥谷まゆみさん(おくたに まゆみ)

整体トレーナー。日本とアメリカで、10年ほど会社勤めを経験。心理療法を勉強したのち、「気道協会」にて整体を学ぶ。1994年から整体師として活動を始め、1998年に「からだクリエイト きらくかん」を開設。その間、出産を機に体調が変化。5年ほど前、45歳のときには、すぐ疲れる、持病のぜんそくが悪化する、体重がどんどん増えるなど、さまざまな不調が噴出。なぜこうなったかと考えるうち、整体師が一方的に施術する一般的な整体術から、“体の使い方を変える”という独自のメソッドを編み出すに至った。現在は、「きらくかん」での体作りサポートのほか、執筆や講演などで活躍中。 普段の生活においては、じっとしているのがとにかく苦手。家事をしながら、ついでにできるエクササイズを考えて体を動かしてみたり、趣味のフラダンスを練習したり。座っているのがイヤなので電車には乗らず、1日10kmぐらい自転車を漕ぐ。背筋をピンと伸ばしてペダルを踏む姿は、どんな遠くからでも奥谷さんと認識できるとのウワサ。

からだクリエイト きらくかん
東京都新宿区新宿2-14-6 第一早川屋ビル203
TEL:03-6457-4340
八王子・茅ヶ崎・京都・大阪でもレッスンあり。 http://www.kiraku-kan.com/

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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