からだ

【ガチガチ首編】日比野式・全身トレーニングで血流改善

目の病気には、成人病など、全身性の疾患が隠れていることが。眼トレの効果を出すためにも、体のめぐりをよくする必要があります。いつでも、どこでも、何回でも。トライしやすいものから始めます。
  • 撮影・もろだこずえ、青木和義 文・高橋顕子  スタイリスト・平澤雅佐惠、春原久子 ヘア・ERI 編集:越川典子

ガチガチ首をほぐして目の血行をよくしよう。

目の病を『目だけの問題』と侮ってはいけません」(アンチエイジングドクター・医学博士 日比野佐和子さん)
たとえば眼精疲労。ただの目の疲れではなく、首や肩のコリ、体がだるい、胃の調子が悪い、頭が重いなど、すっきりしない感じが続く病気です。なぜ、目の疲れが体に影響を与えるのでしょう。

「これは、自律神経が関係しています」  

自律神経は、体を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経がちょうどいいバランスで働くことで、健康を維持する機能。

「目を酷使していると、ピント調節を支える『毛様体筋』がこわばります。これが続くと交感神経が常にオンの状態になり、心身が休まらないのです」  

では、毛様体筋のこわばりを取るためにすぐにできることは?

「血流を改善すること。目と体をマッサージとストレッチでほぐすことです」

即効性が高いのは目の温湿布。次に注目したいのは首回り。

「首には、心臓、目、脳へとつながる血管が通っています。パソコン作業やスマホ操作は、首が前に突き出される姿勢になり、緊張状態が続きます」

首をほぐすことで血流が改善され、目と脳に酸素がいきわたるように。

「でも、全身の血流改善が一番!」

ピント調節力アップにホットタオル

データ元:花王と鶴見大学との共同研究

ピント調節力の変化を表した グラフ。長時間パソコン作業を行う16名を対象に調査したもの。蒸しタオルで目元を温めた場合、ピント調節力がぐんとアップしています。

目の温湿布

タオルを濡らして固く絞り、電子レンジで 1 分(500W)温めて温湿布の完成。目の上にのせる。冷めたら温め、何度か繰り返します。

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