からだ

Vol.15 頭痛薬を飲むのをやめられません。【40歳からのからだ塾WEB版】

チェックテストをやってみよう。

次の症状に当てはまる人は、薬物乱用頭痛の可能性があります。

  • 月の半分以上、頭痛に悩まされている。
  • 頭痛薬を頻繁に(月に10日以上)飲んでいる。
  • 朝方や、朝に目が覚めたときから頭痛がすることが多い。
  • 頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。
  • 以前は月に数回、片頭痛が起こっていた。

「頭痛薬(鎮痛薬)の服用が月に3、4日程度なら問題ありませんが、週に2日以上飲んでいる人は、薬物乱用頭痛の予備群である可能性があります。一度専門医を受診しましょう」(五十嵐さん)

薬物乱用頭痛の治療はじっくり取り組むことも大事

治療は、まず原因薬剤を中止することから始めます。とはいえ、「薬を止めたら頭痛で寝込んでしまう」など、患者さんにとっては、不安も大きいはずです。
そこで使われるのが、頭痛の頻度を減らすための予防薬。
「予防薬は毎日飲んでいただきますが、薬物乱用頭痛になることはないので、安心して服用できます。毎日のように起こっていた頭痛の回数が減ってきたら、もともとの頭痛に対処する薬を処方して治療を続けます。原因薬剤を止めると、最初の1週間くらいはつらいです。でも、その後楽になる人が多いですね」(五十嵐さん)

薬物乱用頭痛の治療では、患者自身に「治そう」という意識があるかどうかも重要だそうです。
適切な治療を行うと、約7割の患者さんは薬物乱用頭痛から抜け出すことができます。ただし、そのうちの4割は、その後再び薬物乱用頭痛に逆戻りしているというデータもあります。治療後1年以内の再発が多いことから、五十嵐さんのクリニックでは、よくなった後も、最低1年間は通院を勧めています。

一方、さまざまな治療を試しても、残念ながら治らない人が3割程度存在します。うつ病、パニック障害、不安症などの精神疾患があると治りにくいとされ、精神科での治療が必要な場合もあります。

いずれにしても、頭痛がつらいときや症状が悪化しているときなどは専門医を早めに受診し、適切な診断と治療を受けましょう。頭痛外来や神経内科を受診するとよいそうです。

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