からだ

Vol.13 骨折をくり返しています。【40歳からのからだ塾WEB版】

対応が早いほど健康な骨を取り戻すことができます

では、40代、50代では、何をしておくとよいでしょうか。 それには、自分の骨の老化を早めに知っておくことです。 40代ぐらいまでに一度は骨粗鬆症検診を受けておき、閉経後は年に1回を目安に骨量を測定しておくのが理想。 自治体が行う骨粗鬆症は必ず受けて。また、かかりつけの内科、整形外科、婦人科があれば、そこで相談してみるのも一案です。人間ドッグのオプションとして骨密度検査をつけてもらってもいいでしょう。

骨粗しょう症の要因をいま一度確認

避けられる危険因子 避けられない危険因子
カルシウム不足
ビタミンD不足
ビタミンK不足
リンの過剰摂取
極端なダイエット
運動不足
日照不足
喫煙
過度の飲酒
多量のコーヒー
加齢
女性
体型(小柄、やせ)
家族歴
遅い初経
早い閉経
過去の骨折
*リンは菓子、インスタント食品などの加工食品に多く含まれています。

出典:太田博明著『骨は若返る!―骨粗しょう症は防げる!治る!』(さくら舎)より

日常生活での予防ポイント

骨粗鬆症の要因には、避けられるものもあり、日常生活でできる予防策はたくさんあります。なかでも、適切な栄養摂取と適度な運動が骨粗鬆症や骨折予防の2大柱。 太田さんによると、骨の強度を決めるのは、骨密度7割、骨質3割。このうち骨質は主にコラーゲンで構成されます。骨は硬さだけでなく、しなやかさも重要なのですね。よって、カルシウムはもちろんですが、ビタミンD、タンパク質、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛、カロテノイド、さらにはビタミンB群、葉酸なども骨質を強化する上で不可欠。これらの栄養素を過不足なく摂れるように、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
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