からだ

Vol.8 疲れがとれません。【40歳からのからだ塾WEB版】

女性ホルモン低下が原因の「疲れ」はこうして解決!

貧血や甲状腺の検査をしても異常がなければ、主に女性ホルモン(エストロゲン)の低下から起こる体の変調=更年期症状であると推測できます。

女性に多い「全身倦怠感」の原因

女性に多い「全身倦怠感」の原因

更年期は、繰り返しカゼをひきやすくなる、眠れなくなるなど、体調を崩しやすい時期でもあります。心身の症状がつらい場合は、婦人科や更年期外来・女性外来を受診して、ホルモン値をみてもらいましょう。

疲れのほか、発汗がある、眠れない、元気がないなど、更年期の症状が出ているなら、不足したエストロゲンを補う「ホルモン補充療法(HRT)」が有効です。働く女性でHRTをしている女性に話を聞くと、「頭がスッキリする」「元気が出る」といった声がとても多いです。

また、疲れは、精神的ストレスが原因のことも。最近は、管理職の女性や高齢出産をして小さな子どもがいる女性も増えています。また、親の介護に入る人もいて、いちばん忙しい世代といっても過言ではありません。
更年期世代ともなれば、体力も落ちてきています。20代や30代のころと同じように無理をして突っ走っていないかどうか、自身の生活を振り返ってみることも大切です。

天野さんによれば、体を温めることは、慢性的な疲労や精神的な疲れに対しても有効。血流がよくなり、体のさまざまな機能が活性化されることで、疲れの軽快につながるそうです。温めケアを積極的にとりいれて、疲労の回復を促しましょう。

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