からだ

Vol.5 心臓がドキドキします。【40歳からのからだ塾WEB版】

動悸、胸苦しさ、息切れが起こったときに注意するポイント

突然、動悸や息苦しさ、息切れにおそわれたら、落ち着いて大きく深呼吸をすると、呼吸が整ってきます。

また、そうした症状には、心臓病、貧血、高血圧、甲状腺機能亢進症などの病気が隠れている場合もあるそうです。内科、循環器内科などを受診して、ひと通り検査を受けておくと安心です。検査で異常が見つからない場合は、がまんしないで更年期外来や婦人科を受診しましょう。

村崎さんのクリニックでは、一刻も早く治りたいという患者さんが受診することもあり、その場で患者さんにホルモン剤(ホルモン補充療法の薬)を飲んでもらうこともあるそうです。
「原因が更年期障害なら、家に帰るころにはよくなっていますよ、と患者さんには伝えます。そのくらいのスピードで私は実感できましたから」と村崎さんは話していました。
そのほか、年齢的に進みがちな肥満が、心臓に負担をかけて、動悸や息切れを助長している可能性もあるそうです。年齢とともに太ってきたと感じている人は、運動や食事を見直すことも大切です。

最後に、血圧についても耳より情報をお伝えしておきますね。

女性の高血圧の入り口は「更年期」

一般に、女性の血圧は男性よりも低めです。しかし、更年期に入り、エストロゲンが減り始めると、血管のしなやかさが失われて、血圧が上がりやすい体に変わってきます。多くの人は55歳ぐらいから本格的な高血圧へと進んでいく。このことを知っておくと対応しやすいと思います。

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