からだ
Vol.2 茶色いおりものが出ます【40歳からのからだ塾WEB版】
エストロゲン低下で自浄作用が低下してしまう!?
萎縮性腟炎は、主に閉経後のエストロゲン低下により、腟の自浄作用が低下して、雑菌が繁殖するために起こる炎症です。早い人では、閉経前でも症状が出ることがあります。
また、腟のうるおいがなくなり、乾燥・萎縮してくるため、腟の粘膜細胞が薄くなり、傷つきやすい状態になります。下着にすれてかゆみやヒリヒリ感が出る人、セックスで出血する人もいます。
私の周りでは、これまで使っていた市販のナプキンでは肌に合わないので、布ナプキンに変えたという人もいました。
エストロゲンの分泌の変化で、腟にこんな違いが出てきます。
エストロゲンの分泌が活発な年代では……
腟粘膜:弾力や厚みがある
うるおい度:適度にうるおっている
pH値:善玉菌である乳酸桿菌(デーデルライン桿菌)がよく増殖し、3.8〜4.6の酸性に保たれている=自浄作用が働いている
エストロゲンが欠乏してくると……
腟粘膜:薄くなり、炎症を起こしやすくなる
うるおい度:乾燥し萎縮してくる
pH値:善玉菌である乳酸桿菌(デーデルライン桿菌)が少なくなり、pH5.6〜7.2程度のアルカリ性に傾く=細菌感染しやすくなる
大きな変化が起きてるんですね〜。ショックですけれど、ちゃんと受け止めてトラブルを防ぐことが肝心ですね。
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。
人気記事ランキング
- 最新
- 週間
- 月間