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【白央篤司が聞く「自分でお茶を淹れて、飲む」vol.6】高橋千恵(ギャラリーオーナー)「急須は回さないほうがいいというけど、私は少し回しちゃうの」

ペットボトルは便利だけど、「自分でお茶を淹れて、飲む」行為には、かけがえのない良さがあるように思えてならない……。「生活にお茶は欠かせない」人たちは、どんな風にお茶と付き合っているのだろうか? 『台所をひらく』などの著書で知られるフードライターでコラムニストの白央篤司さんが「お茶」をテーマにインタビューする連載第6回は高橋千恵さんのお話です。

取材/撮影/文・白央篤司 編集・アライユキコ

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高橋千恵(たかはし・ちえ)ギャラリーオーナー。静岡県出身。窯業訓練校で学び、食器ブランドで企画や卸業務に携わった後に独立。2007年、東京・国立市に「黄色い鳥器店」をオープンする。うつわ以外にも工芸品、民芸品、布やアクセサリーなどを販売。他県から通うファンも多い。
高橋千恵(たかはし・ちえ)ギャラリーオーナー。静岡県出身。窯業訓練校で学び、食器ブランドで企画や卸業務に携わった後に独立。2007年、東京・国立市に「黄色い鳥器店」をオープンする。うつわ以外にも工芸品、民芸品、布やアクセサリーなどを販売。他県から通うファンも多い。
お茶を淹れるときは、まずポットのお湯で湯呑みをあたためてから
お茶を淹れるときは、まずポットのお湯で湯呑みをあたためてから
あたためた茶碗に次々とお茶を淹れてくれる
あたためた茶碗に次々とお茶を淹れてくれる
熊本県人吉市・立山商店の玉緑茶「霧の華」の新茶をいただいた
熊本県人吉市・立山商店の玉緑茶「霧の華」の新茶をいただいた
小坂明さんの白磁急須。よく見ると飛び鉋(かんな)で繊細な模様がつけられている
小坂明さんの白磁急須。よく見ると飛び鉋(かんな)で繊細な模様がつけられている
繊細な手仕事を感じさせる茶こし部分を見せてくれた
繊細な手仕事を感じさせる茶こし部分を見せてくれた
こちらも小坂明さん作、拭き漆の急須。高橋さん愛用のもの
こちらも小坂明さん作、拭き漆の急須。高橋さん愛用のもの
愛用の急須はかつての学校の仲間の作あり、もう作家をやめた人のもあり。高橋さんはかつて窯業訓練校で学んだ経験がある
愛用の急須はかつての学校の仲間の作あり、もう作家をやめた人のもあり。高橋さんはかつて窯業訓練校で学んだ経験がある
大きな鍋とやかんがならんで、なんだかホッとする光景
大きな鍋とやかんがならんで、なんだかホッとする光景
高橋さんの“いつものお茶”、静岡・牧之原市「まるよし富田園」の緑茶。さわやかな味わいで飲みやすい
高橋さんの“いつものお茶”、静岡・牧之原市「まるよし富田園」の緑茶。さわやかな味わいで飲みやすい
1日に飲むお茶は「大体10杯ぐらいですかね」と高橋さん
1日に飲むお茶は「大体10杯ぐらいですかね」と高橋さん
きょうの湯呑みは沖縄のやちむん、島袋貴寿さん、萌美さんご夫婦の作
きょうの湯呑みは沖縄のやちむん、島袋貴寿さん、萌美さんご夫婦の作
取材日の髙橋さんのお茶うけ、いただきもののきゃらぶきと筍の佃煮。「私、甘いものよりも塩気のあるもののほうが好きなんです」。後ろの棚には塩せんべいも控えていたのを、私は見逃さなかった
取材日の髙橋さんのお茶うけ、いただきもののきゃらぶきと筍の佃煮。「私、甘いものよりも塩気のあるもののほうが好きなんです」。後ろの棚には塩せんべいも控えていたのを、私は見逃さなかった
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