猛暑が厳しい外気と、冷たい室内の激しい温度差で、体が冷えてむくんだり、疲れを感じる人が多いこの季節。
「人間にはもともと、気温が変化しても体温を一定に保つ働きが備わっています。ところがこの調整がうまくできないと、熱のバランスが崩れ、冷えを招いてしまうのです。特に最近はエアコンの普及によって、こうした寒暖差にうまく順応できず、不調を感じる人が増えています」と医師の伊藤剛さん。
伊藤さんは長年の研究で、冷えを大きく4タイプに分類。それぞれで本当に効果のある改善法を実証してきた。
「冷え症は単に温めるだけではよくならず、生活習慣や自律神経の乱れなど、それぞれに異なる原因を取り除くことが必要。血流が改善することで、むくみも減り、また免疫力も高まります」