理学療法士の矢間あやさんが考案したメソッドが「ごろ寝リセット」。
腰痛に悩む人のために考えたものだが、よく眠れるようになると評判だ。丸めたブランケットに背骨を乗せて力を抜くだけという、なんとも簡単な方法。なぜこれが睡眠につながるのだろう?
「体は無意識に緊張しています。人それぞれ、体の使い方のクセによって筋肉が凝り固まっていて、呼吸も浅くなりがち。
そこで、姿勢を維持するのに大切な筋肉が集まっている背骨のあたりをほぐすと、体が緩んで正しい姿勢になる。そうすると自律神経が整うので、いい眠りにつくことができるというわけです。
毛布やタオルを利用してロール状にするとちょうどよい硬さになります。ただし、妊娠中の人などは注意が必要です」
ごろんとしているだけなのに、血の巡りがよくなり、冷房による夏の冷えにも効果的だ。
ごろ寝リセットをしている間は「がんばらない」ことが唯一の約束。気持ちよくて寝てしまうくらいの深いリラックスを目指そう。