「こりや冷え、イライラや疲れやすさなど、更年期のせいにしていたつらい症状の原因が、じつはリンパの滞りだったということもあります」と語るのは、リンパ療法師として新リンパ療法の施術を行う石塚友子さんだ。
骨格のゆがみを正し、筋肉を正常にすることで、体の毒素の排出や水分調整をするリンパがスムーズに流れるように。内臓器官が活性化されて自然治癒力が高まり、不調の改善につながるという。
リンパが滞る理由はいろいろだが、骨格のゆがみ・ズレからくる神経の圧迫や、筋肉のひずみが大きな原因に。そこで、まずは背骨と骨盤のゆがみを取ってから、筋肉に働きかけるマッサージを行い、リンパの流れを促進しよう。
「筋肉をつまむ・引っ張る・揺らす、が新リンパ療法のマッサージの基本です。硬さを感じたり動かしづらかったりする箇所を行ってください。特に『引っ張る』が重要。力がない人でもできますから、無理せず、滞っていたリンパを流し、健康に役立ててくださいね」