世の中のあらゆる物事に対して疑り深く、とりわけ商品の謳い文句には真っ向からファイティングポーズを構えがちな可愛げのない私です。
「余計なものを使わず、品質にこだわって成分を厳選」「これ1本で髪も肌も洗える肌思いの全身シャンプー」。
そんなキャッチコピーが並ぶ、魅力的なシャンプーなのですが、なんでも斜めに見てしまう性格ゆえ「肌への優しさを謳うシャンプーは最近増えているけど、優しいって何を基準に言っているのかしら。こだわりって具体的には何かしら」などと、独りごちる私の顔は、『ムーミン』に出てくるミイのようになっていました。