からだ

便秘にアプローチするマッサージとツボ刺激。

急な痛みやコリ、いまなんとかしたい。そんなときにも効くツボへの刺激やマッサージ法を症状別に紹介します。
不快を感じている部位に対して、効果的に働きかける押し方、もみ方も、写真を使って解説。鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
  • 撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓

【便秘】

便秘の最大の原因はなんといっても腸の機能の低下。腸の働きに関連するゾーンをほぐしていこう。食生活改善とともに対策を。

便秘へのアプローチ(1)腰をさする。

腰椎と骨盤のつなぎめには、腸の働きと関連する反射ポイントや、大腸兪、小腸兪などのツボが密集。さするようにほぐして腸に刺激を。

腰に両手を当てて骨盤の上辺にある筋肉をしっかりつかんでもみほぐす。

(手の形)

親指を支点にし、4指で腰の筋肉をほぐす。

便秘へのアプローチ(2)大横のツボを押す。

「大横(だいおう)」はおへそから指4本分左右外側にある、胃腸の機能を活性化させるツボ。刺激することでお腹の深部の筋肉の緊張もゆるむ。

ツボ刺激は寝る前などに行うのがおすすめ。仰向けになって両膝を立てる。

左右の手の指の腹を大横に当てて圧をかける。やや内側に向けて押すのがコツ。

(手の形)

左右の手を「M」字形にして4指の腹で押す。

石垣英俊

教えてくれたのは

石垣英俊 さん (いしがき・ひでとし)

鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師

静岡県出身。臨床家の父親に鍼灸治療を師事。体の痛みや不調に悩んでいる人へ、よりよい施術、環境、アドバイスを提供すべく研鑽を積んでいる。神楽坂ホリスティック・クーラ(R)代表。著書多数。

『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。

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