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キャロットラペのレシピ、プロのコツ。じっくり寝かせておいしくなる。

お手軽料理の代名詞と思っていたサラダは奥が深かった! 作家と料理家2つの肩書きを持つ樋口直哉さんに差が出るプロの技を教わります。
  • 撮影・柳原久子 スタイリング・高島聖子 文・黒澤 彩

キャロットラペ[カリカリ]+[柔らかい]+[クリーミー]

じっくり寝かせておいしくなる。

オレンジのドレッシングで和えるラペは、家庭でも簡単に作れる洋風サラダの一つ。今回はマヨネーズもプラスして、まろやかな味わいに。オレンジジュースがなければ、レモン果汁と少量のハチミツで代用できる。

「これも、調味料を混ぜてからしばらく置いておくことで野菜の水分が出て、おいしくなるタイプのサラダです」

たっぷり水分が出てなじむまで、できれば一晩冷蔵庫で冷やす。時間が経っても、にんじんのカリカリ食感はなくならないので作り置きにも向いている。

「にんじんはできるだけ細く切りたいので、私はいつもスライサーを使っています。皮に近い部分に旨み成分があるので、それを逃さないためにも皮ごと使ってください」

包丁で細く切るのはなかなか大変なので、樋口さんは貝印のスライサーを愛用。「高価なものでなくても充分です」

【材料(作りやすい分量)】 
にんじん1本(180g)
マヨネーズ大さじ2
オリーブオイル大さじ1/2
オレンジジュース大さじ1/2
塩小さじ1/4
ベビーリーフ適量

【作り方】
1.にんじんはスライサーで千切りにする。
2.ボウルに1のにんじん、マヨネーズ、オリーブオイル、オレンジジュース、塩を入れ、全体を和える。冷蔵庫で30分以上置く(一晩が理想)。
3.器に盛り付け、ベビーリーフを添える。

樋口直哉(ひぐち・なおや)さん●作家、料理家。専門はフランス料理。web「note」では日常的なレシピや料理のコツを綴っている。著書に『スープの国のお姫様』『最高のおにぎりの作り方』などがある。

『クロワッサン』1021号より

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