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ストレス症状を和らげる、足のマッサージ術。

体の不調だけではなく、メンタルにも効果的なツボ刺激。
現代人を悩ますストレスには、場所を選ばずにできる末端マッサージがおすすめです。イラストレーターの平澤まりこさんが目白鍼灸院 院長の柳本真弓さんに教わります。
  • 撮影・青木和義  ヘア&メイク・高松由佳 文・小沢緑子

ストレスを感じると頭にエネルギーが上がる一方、巡りが悪くなったせいで老廃物をたっぷり含んで重たくなったリンパなどの体液や血液は下半身によどみがちになる。

「下半身の滞りの解消に即効性があるのが足ツボ。頭のマッサージと一緒に行うとより効果的」(柳本さん)

ツボ刺激だけでなく両手で片方の足先をつかみ、タオルを絞るようにねじるマッサージも簡単でおすすめ。

「足だけでなく、体も頭も軽くなり、気持ちまで明るくスッキリしてきますよ」

「軽く叩くだけで簡単。巡りもよくなりそう。」(平澤さん)

イライラする

つま先をギュッと折り曲げる。

【効くツボ/太衝、衝陽】  
エネルギーの乱れを整える「太衝」、顔の赤みを取ったり頭痛や頭重にも効く「衝陽」。同時に伸ばしてイライラを鎮める。

【やり方】
つま先を床に当てて土踏まずにアーチを作るようにギュッと折り曲げ、足の親指と人さし指の骨が交わる「太衝」と、足の人さし指の延長線上で骨にぶつかる「衝陽」を伸ばす。

落ち込む

パンパン叩けば重苦しい心が軽く。

【効くツボ/足三里】  
胃につながる通り道にあり、重苦しいものを取り除くときによく使うツボ。不安なとき、パニックになりそうなときにも効果的。

【やり方】
 膝のお皿のすぐ外側にあるくぼみから指4本分下にある「足三里」から足首までを、軽く握ったこぶしでパンパン叩く。

焦る

熱&刺激のダブルケアがおすすめ。

【効くツボ/湧泉】
ストレスによるプレッシャーで焦りがちなときに刺激。温めると体力や気力がより高まるツボなので、熱&刺激の両方でケア。

【やり方】
足裏の、足の指を曲げたときにできるくぼみにある「湧泉」に、湯を入れた温かいペットボトルを当てて温めながらグリグリと揉みほぐす。

眠れない

かかと落としで眠る前にひと工夫。

【効くツボ/失眠】 
 ストレスによる不眠を解消するツボ。かかとの中心にあり角質が厚くなっていると押しにくいので、かかと落としで全体に刺激。

【やり方】
1.立ったまま、つま先立ちをする。
2.かかとをストンと落として、かかとの真ん中にある「失眠」に刺激を与える。気持ちのいい回数を行う。

緊張する

アキレス腱は、首や肩に効果あり。

【効く場所/アキレス腱】
緊張で体がつらいときは、首や肩のツボが集まるアキレス腱を揉み上げて。ストレッチをするように伸ばしてもいい。

【やり方】
かかとと足首の間のくぼみからふくらはぎの真ん中あたりの「アキレス腱」を、親指とそれ以外の指で挟むようにしながら揉み上げる。

胃がキリキリ痛む

胃腸が弱い人は親指で優しく圧を。

【効くツボ/公孫】
ストレス症状が胃に表れやすい人は胃腸を整える「公孫」をギュッと押す。一方、下痢を伴う胃痛の場合は弱めに押すか温める。

【やり方】
足の甲の内側、親指の付け根の骨から指1本分後ろにある「公孫」を親指で押す。

柳本真弓(やなもと・まゆみ)さん●目白鍼灸院 院長。中医学理論に基づいた鍼灸と、リンパドレナージに精通。テレビやラジオ番組などでも活躍。『心が弱ったときのツボストレッチ。』など著書多数。

平澤まりこ(ひらさわ・まりこ)さん●イラストレーター。装画や広告のほか、版画の制作に力を入れる。著書に『旅とデザート、ときどきおやつ』、エッチングで描いた『ミ・ト・ン』(小川糸さんとの共著)など。

『クロワッサン』1020号より

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