からだ

しみ消し=レーザー、という常識を疑う。

しみ消し治療の最新事情から、注目のスキンケアアイテムまで。押さえておくべき、さらなる最新情報をここに。
  • 撮影・黒川ひろみ、谷 尚樹、内田紘倫 文・嶌 陽子
髙橋栄里(たかはし・えり)さん●イークリニック麻布院長。都内数カ所の美容皮膚科医院長を経て、昨年10月に美容皮膚科「イークリニック麻布」をオープン。

「約20年前に『しみを消せる画期的な治療法』としてレーザー治療が登場しました。ですが現在は、これというひとつの治療法ではなく、一人ひとりの状態に応じた細やかなコントロールをするのが潮流です」

そう話す髙橋栄里さん。レーザーだけでは不充分なのだろうか?

「しみには老人性色素斑や肝斑(かんぱん)など、さまざまな種類があります。しかも、ひとつのしみに複数の種類が混ざっていることが多い。光・レーザー治療は老人性色素斑には効果が期待できますが、肝斑に施すと悪化してしまうケースが。肝斑には飲み薬や塗り薬を処方しつつ、状態を見ながら必要に応じてレーザーや光治療、ケミカルピーリングなどの施術を行います。また摩擦でも生じる肝斑は、スキンケア法を見直すことで改善する場合もあります」

さらに最近は、しみだけにアプローチするのではなく、さまざまな治療を組み合わせて代謝を活性化させ、肌質全体を改善する方法も。

「しみ、即レーザーというのではなく、じっくり診察してくれる専門医で、最適な方法を探しましょう」

短時間のピコ秒で照射し肌のダメージも少ない〈ピコレーザー〉が登場。肝斑への効果も期待できる。

『クロワッサン』1015号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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