からだ

光のストレスを上手に調節して、「よく見える」生活を手に入れたい。

私たちの生活にあふれる光。実はこの光が見えにくさの原因になることも。よりよく見えるために欠かせない”光のマネージメント”とは?
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニー ‖ 撮影・黒川ひろみ(半田さん)文・薄葉亜希子

光をマネージすることは、ストレス軽減や生活の質の向上につながる。

たとえば、スマートフォンの操作や車の運転、アウトドアでのレジャーなど、生活の中でまぶしさや見えにくさを感じる瞬間。それが年齢とともに明らかに増えたと感じている人は多い。でも、視力をはかってみると意外と落ちていないことも。一体なぜだろう?

「それは目が感じる“コントラスト”が大きく影響しています」と、北里大学教授の半田知也さん。

北里大学医療衛生学部視覚機能療法学 教授、
医学博士、視能訓練士

半田知也さん
はんだ・ともや●眼科医療技術で社会に貢献する「実学的思考」に基づき、屈折矯正、視機能検査、照明など様々な分野を繋ぐ研究を続けている。

「たとえば視力検査で、ランドルト環(Cマーク)の輪郭がハッキリ見えるのはコントラストが高い状態。一方、輪郭がぼやけて見えるのはコントラストが低い状態です。
コントラスト感度とは、いわゆる視力とは異なり、対象物がくっきりハッキリ見えるかどうかを意味します。
日常生活は白黒くっきりしたものばかりではなく、淡い色や陰影に囲まれているうえ、40歳ごろから目のコントラスト感度も徐々に低下します。そのため、たとえ視力が低下していなくても見えにくさを感じることがあるのです」

コントラストが低く見えにくいと、体は無意識に調整しようとする。
よく見ようと姿勢をくずしたり、目を強くこすったり、何度もまばたきをしたり、さらに強い度数のメガネに替えるなど無理をして、知らずに体に負担をかけてしまう。
「よく見えれば、目だけでなく体も自然とラクになります」 

では、どうしたらコントラスト感度を上げることができるのか。
「その鍵のひとつは“光のノイズ”をコントロールすることです」

不快に感じる光のノイズを抑え、 視界は明るいまま。

「人が不快と感じる光のノイズは、Blur(ブラー)、グレア、まぶしさの3つ。Blurはボケのことで、視力矯正で解決できる要素。グレアは夜間の車のヘッドライトのように、光がにじんで見える状態を指します。このグレアとまぶしさがコントラスト感度を下げる要因のひとつです」

たとえばまぶしさを減らすといえばサングラスが思いつくが、サングラスは遮光するため、視界全体が暗くなり、見たいものが見えにくくなってしまうことも。そこで登場するのが、生活シーンに応じて光を最適にコントロールする“調光”という発想だ。

「まぶしい光は抑え、必要な光は残すことで明るさをキープするのが調光。調光機能付きの眼鏡やコンタクトレンズを使えば、コントラスト感度が上がり、見えやすさだけでなく、目や体にかかる負担も軽減されることが期待されます」  

見え方の質(QOV=Quality Of Vision)が上がれば、生活の質(QOL=Quality Of Life)が上がる。ラクに見えて疲れがたまらず、快適な時間が増えると、一日をより有意義に過ごすことができると、半田さん。  

ましてや毎日のこととなったらそれは大きな差に。調光とは、たとえるならまるでヘッドフォンのノイズキャンセリング機能のようだ。
「一度知ると手放せない。なくても生活はできるけれど、あれば格段に快適さが違う。“よりよく見る”ためには、視力矯正だけでなく、光をマネージすることが求められる時代になったのだと感じます」

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