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『中村屋』のピーナッツクリーム|手みやげをひとつ

  • 撮影・森山祐子 文・嶌 陽子

友人たちも虜にした、ふわふわのピーナッツクリーム。

ドラマや映画の撮影などで、地方を訪れることの多い有森也実さん。千葉県・館山市のパン屋『中村屋』のピーナッツクリームも、一昨年、TVドラマの撮影で、館山に通っていた時に出合ったものだ。

「知人から館山においしいパン屋さんがあると聞いて、最初はパンを目当てに行ってみたんです。このクリームもおいしそうだったので買ってみたら、大当たり。事務所の後輩や、行きつけのレストランのご主人などにもあげたところ、皆ハマってしまって。『また買ってきて!』と頼まれ、ドラマの撮影中は、館山に行くたびにまとめ買いしていました(笑)」

大正8年創業。通称『中パン』として、地元の人に愛される老舗の自家製ピーナッツクリームは、ホイップクリームのような口当たりと、ピーナッツの味をしっかり感じられる程よい甘さが特徴だ。

「もともとピーナッツバター好きなのですが、このふわふわの食感は初めてで、感激しました。硬めのピーナッツバターを柔らかいパンに塗ると、パンがつぶれてしまうけれど、これだと、柔らかいまま。朝、食パンやバゲットにたっぷり塗って食べるのが幸せです。大きいサイズでも、4日ほどでなくなってしまいます」

日頃から、街を歩いていて「これは手みやげにいいかも」と思うものに出合うと、一つ買って自分で試してみるという有森さん。楽屋見舞いやスタッフへの差し入れなど、手みやげを贈る機会は多い。今のところ、このピーナッツクリームは親しい人に個人的に贈っているそうだが、

「ホームパーティーに持っていっても喜ばれそうですよね。きっと胡椒と合うと思うので、クラッカーの上に塗って、ピンクペッパーを少し散らすと、見た目も華やかになりそう。マヨネーズと和えて、お料理に使ってもいいかもしれません」

次々とアレンジのアイデアを披露して、料理好きな一面をのぞかせた。

有森也実さん
ありもり・なりみ 女優
1967年、横浜市生まれ。1986年に映画『キネマの天地』でブルーリボン賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以来、映画やTVドラマ、舞台で活躍。主演映画『いぬむこいり』が春に公開予定。

なかむらや●千葉県館山市北条1882 ☎0470 23 2133 FAX 0470 23 8377 賚6時40分〜18時、不定休。ほかに館山バイパス店と君津店もあり。食事ができるカフェも併設。〈大〉210g 398円、〈小〉120g 298円。賞味期限は常温で7日間、冷凍で1カ月間。取り寄せ可。http://www.nakapan.com/

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