「『忙しい』は言い訳になりません。病気の原因になる感染症にかかっていないかを調べる、定期的に検診を受ける、歯周病ケアなど、やるべきことはいろいろ。日頃から体を鍛えている人も、がんになる可能性はあるんです。スポーツしている人は自分の健康を過信しがちだから、今後、マラソン大会などでピロリ菌検査を受けられるような、アクティブな活動との組み合わせも実現させたい」
堀江さんがもどかしく思うのは、「薬は飲んでいないけれど、ヨーグルトを食べているから大丈夫」というようなタイプ。
「ヨーグルトで除菌はできませんから。間違えてほしくないんですが、この本に書いたことは、健康法ではありません。医学的な知識なんです。“素人革命”と僕は呼んでいますが、専門家でなくても、特定分野についてネットから知識を吸収して極めることができる。いまはそういう時代です。僕の場合、その上で医師に話を聞き、発信しているわけです」