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『うおがし銘茶』の煎茶 しゃん|手みやげをひとつ

  • 撮影・中島慶子 文・嶌 陽子

コクのある味わいの日本茶が、日々の元気の源。

長年、平日朝のラジオ番組の顔としてお馴染みの遠藤泰子さん。番組のある日は、毎朝3時半に起きるという日々だが、いつも溌剌と元気なのは、1日に5回は飲んでいるお茶のおかげだという。

「明治生まれの母に、子どもの頃から『お茶は体にいいよ』と言われて育ったせいか、ずっと日本茶党です。夏でも温かい煎茶を入れて飲みますね。ただ、『うおがし銘茶』のお茶に出合うまでは、あまりお店や銘柄にはこだわっていませんでした。20年ほど前、知り合いにいただいて飲んでみたら、コクのある味がおいしくて。気軽に飲めて、ふだん使いにぴったり。以来ずっと、浮気なしでこのお茶です」

『うおがし銘茶』は、東京・築地に本店を持つ、創業85年の老舗。露地栽培によって育てた静岡産の茶葉を原料にした「しゃん」は、甘みの感じられる、柔らかな味わい。和田誠さんのイラストをあしらったパッケージのデザインも印象的だ。

「普段は、銀座にあるお店、『茶・銀座』に買いに行きます。インターネットでも注文できますけど、お店の人が楽しそうに働いている雰囲気が好きなんです」

手みやげは、自分が実際に試しておいしいと思ったものを贈るのが信条。「しゃん」は、「私が好きなお茶です」との言葉と共に、さまざまな人に渡している。

「一口羊羹など、甘いものを添えて渡すことも多いです。皆さん、『おいしかったよ』と喜んでくれます」

このお茶に出合って、ますます日本茶が好きになったという遠藤さん。湯呑みにもこだわるようになり、今ではいろいろな形のものを10個ほど持っているそう。

「個人的に、縁が薄いもののほうが、お茶がおいしく感じられるんです。時々お気に入りの器屋さんをのぞいては、少しずつ集めています。好きな湯呑みに出合えた時は、うれしくなりますね」

遠藤泰子さん
えんどう・やすこ アナウンサー

’66年、TBSに入社。’71年に退社し、フリーアナウンサーに。30年以上、永六輔さんのラジオ番組のアシスタントを務めた。現在はTBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!』(月〜金曜6時30分〜8時30分)に出演中。

うおがしめいちゃ●☎0120 971 125(静岡配送センター/9時〜17時 日・祝日休)。「しゃん」100g 1,000円、300g 3,000円。12月末までは、よりコクのある「蔵出ししゃん」を限定販売。築地本店、築地市場店、銀座店『茶・銀座』、松戸店などあり。取り寄せ可。
http://www.uogashi-meicha.co.jp/

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