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岩手『松栄堂』のごま摺り団子|手みやげをひとつ

  • 撮影・森山祐子 文・嶌 陽子

濃厚なごま蜜が、口の中で「ぷちゅっ」とはじける。

名古屋、大阪、福岡での本場所や、その合間を縫って行われる地方巡業などで、年間の約3分の1は全国各地を訪れているという浦風親方。行く先々で、おいしいものを見つけるのが楽しみという話から、そのグルメぶりがうかがえる。

親方の手みやげの定番が、岩手県一関市の老舗和菓子店『松栄堂』の「ごま摺り団子」だ。一口サイズのもっちりした団子を口に入れると、中から濃厚な味わいのごま蜜が飛び出てくる。

「カミさんが東北の出身で、十数年前、お土産にもらって食べたのが最初。ごま蜜が口の中でぷちゅっとはじけるのが衝撃的でした。甘い物は好きだけれど、どかっと食べたいわけではなく、ちょこっとつまみたい。だから、この一口っていうサイズがいいんです。同じシリーズの『抹茶クリーム団子』や『ずんだクリーム団子』もおいしいですけど、基本はやっぱり『ごま摺り団子』ですね」

最初は、自分や家族だけで楽しんでいたが、5年ほど前から、地方へ行くたびに、現役時代からのタニマチなど、お世話になっている人に贈るようになった。

「ありきたりのものは渡したくないし、こんなにおいしいのだから、周りの人にも知ってもらいたいと思うようになって。ちょうどその頃、東日本大震災があり、〝東北推し〟で行こうという気持ちとも重なったんです」

一昨年、不思議な縁を感じる出会いがあった。地方巡業で一関市を訪れた際、地元の主催者の幹部の中に、『松栄堂』の若旦那がいたのだ。

「運命だ!と思いました。それ以来、メールをしたり、時々飲みに行ったりする仲です。この間もインターネットで『ごま摺り団子』を注文したら、『注文したでしょう』ってメールが来ました(笑)。〝顔の見えるお菓子〟になってからは、思い入れもいっそう強まりましたね」

浦風冨道さん
うらかぜ・とみみち 元幕内筆頭 敷島

千葉県出身。立田川部屋入門後、1989年に初土俵。「敷島」の名で横綱貴乃花を2場所連続破るなど活躍。2001年に引退。現在は日本相撲協会の審判部所属。音楽への造詣も深く、DJなど多方面で活躍中。

しょうえいどう●岩手県一関市地主町3-36 ☎&FAX 0191 23 5008 賚8時30分〜18時(日曜は9時〜)、無休。8個入り500円〜。賞味期限は冷凍で製造日を含む180日間、解凍後は冷蔵保存で3日間。東京では銀座の「いわて銀河プラザ」や、一部百貨店で購入できる。取り寄せ可。
http://www.shoeidoh.co.jp/

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