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新しいニッポンの美に出会える「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」。

「いま」知っておくとちょっとイイこと、をテーマにお届けしている「クロワッサン倶楽部ニュース」。今日はこんなニュース、いかがですか?
文・川端なな(クロワッサン倶楽部読者モデル)

私の幼なじみに伝統工芸の後継者がいます。最近、彼女とおしゃべりしていたところ「時代がグローバルで多様化になって、私たちがやってきたことに若い人や外国の人がとても興味を持ってくれたことは有難いことなのだけど、これ(伝統工芸)を続けるために必要な道具をつくる職人さんが高齢で跡取りがいない、世界にたった一人しかいない、今そういう危機的な状況なの…」という話をしてくれてビックリしました。

もしかしたら、私達が便利さやスピード、効率を追求し続けてきたことで、日本の文化やその根底を支えていた営みを知らないうちにないがしろにしていたのかも……
そんなことにしょげていた時にタイムリーな展覧会があることを知りました。

それが現在開催中の「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」です。この展覧会では日本工芸の魅力を再発見し、「ものづくりの心」を後世に伝えようとしたREVALUE NIPPON PROJECT代表理事の元サッカー選手の中田英寿さんが、伝統工芸家とクリエーターをコラボレーションさせて、生まれた作品が展示されています。

「洛竹庵(茶室)」大塚祐司、堀口豊太、小山格平、塚田章、 山中晴夫、建畠晢 2013年 イヴ・ブゴン蔵 ©Junichi Takahashi
「洛竹庵(茶室)」大塚祐司、堀口豊太、小山格平、塚田章、 山中晴夫、建畠晢 2013年 イヴ・ブゴン蔵 ©Junichi Takahashi

サッカー選手を引退後、世界を旅した中田さんは「日本の文化」について各地で尋ねられることがあり、「日本のことを知っておきたい」とその後、帰国して日本各地に訪れたそうです。そこで日本の伝統工芸を支える工芸家や職人の技術の高さを知ると同時に、後継者不足などの現状を目のあたりにしたそうです。

その経験から、日本が連綿と受け継いできた伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、その魅力をより多くの人に知ってもらう 「きっかけ」を創出することで、日本文化の継承・発展を促すことを目的として「REVALUE NIPPON PROJECT」を開始しました。

「REVALUE NIPPON PROJECT」では、毎年「陶磁器」「和紙」「竹」「型紙」「漆」と素材を一つ選んで、評論家や専門家で構成されたアドバイザリーボードが、工芸家とアーティストのコラボレーターを選定して、各素材テーマごとに自由な発想で作品を制作しています。

「Infinite Shadow」中臣一、森田恭通、中田英寿 2013年 青木信明蔵©Junichi Takahashi
「Infinite Shadow」中臣一、森田恭通、中田英寿 2013年 青木信明蔵©Junichi Takahashi

例えば、写真の照明のシャンデリア「Infinite Shadow」は竹の素材で作られています。竹で編んだ球体のランプシェードが複数連なってガラスや陶器のシャンデリアとはまた違った妖艶な輝きをみせてくれます。こちらは中田さんのアイデアがベースになり、インテリアデザイナーの森田恭通氏さんデザインしたものを、竹芸家の中臣一さんが制作した作品です。

このように伝統ある工芸とクリエーターが一緒になって生み出された作品がたくさん展示された「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」では、新しい「ニッポンの美」に出会える喜びが待っています。

REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸

【場所】パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区新橋1−5−1 パナソニック東京汐留ビル4F
【期間】2016年4月9日(土)〜6月5日(日) ※水曜休
【時間】10時~18時
【入場料】一般1000円
【詳細】
http://panasonic.co.jp/es/museum

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