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骨董店が集結!掘り出し物を探しに
『東京蚤の市』へ行ってきました。

文/写真・益川ゆき(クロワッサン倶楽部読者モデル)

骨董店が集結!掘り出し物を探しに『東京蚤の市』へ行ってきました

みなさん、はじめまして。クロワッサン倶楽部の読者モデルメンバー・藤島由希です。これからメンバーコラムのコーナーで記事をお届けしていくことになりました。どうぞよろしくお願いします!

さて、「東京」へ「ぶらり里帰り」というコラムタイトル。妙ですよね。実は、私は生まれも育ちも東京なのですが、結婚を機に、神奈川県の郊外に新居を購入しました。夫の勤務地と予算の都合上、「都内に家を買う」という選択肢はありませんでした。「でも神奈川だし、東京に近いしね」と引っ越し当初は気にも留めていなかったのですが……。

毎日、通勤のために多摩川を渡ります。ここが神奈川と東京の境目。そしてじわじわと募る違和感。休日のたまのお出かけで都内へ行くと、「わぁ、東京だ」とワクワク、ドギマギするようになった自分がいる……。そう、子供のころから30年以上も住んでいた東京が“近くて遠い故郷”になったのです。ちょっと寂しいような、面白いような……。この妙な違和感を活かさない手はありません。“里帰り”と称して東京に出かけ、このコラムを通じて、異邦人の目で東京の魅力を再発見していこうと思います。

アンティーク好きにはたまらない『東京蚤の市』

さて、第1回目の“里帰り”です。たまたま広告で見かけた『東京蚤の市』というイベント。5月9日と10日に「東京オーヴァル京王閣」という競輪場で開催され、今年でもう7回目とのこと。知らなかった……東京で大規模な蚤の市をやっているなんて!

蚤の市といえば、私の少女時代からの憧れです。ヨーロッパではおなじみで、いわばフリーマーケット。特にパリの蚤の市にはアンティーク品が豊富に並び、そこからおしゃれな掘り出し物を見つけてこそ“買い物の達人”。パリの蚤の市にはいつかは行ってみたい!でもパリに劣らず歴史深い東京での蚤の市ということなら、なかなかのビンテージ品が出てきそうな予感がします。初夏の日差し対策のために麦わら帽子をかぶって、いざ出発! 多摩川を越えて故郷の東京へ。調布に大きな競輪場があるなんて、お恥ずかしながら東京っ子の私なのに初めて知りました。

会場は午前中からかなりの混雑ぶり。ゲートからさっそく熱気が伝わってきます。

会場は午前中からかなりの混雑ぶり。ゲートからさっそく熱気が伝わってきます。

『東京蚤の市』の入場料は500円。パスポート風の「蚤の市旅券」とマップをもらいます。

『東京蚤の市』の入場料は500円。パスポート風の「蚤の市旅券」とマップをもらいます。


ゲートで購入した「蚤の市旅券」を手に、いざ魅惑のアンティークワールドへ“入国”します。これがあれば、当日に限り何度でも再入場が可能。マップに載っている一覧によると、出店しているのは186店舗も! 都内に限らず関東近郊の骨董店が集結している模様です。

マップには「SUNNY」(晴れの日)と「RAINY(雨の日)」バージョンが。雨天でも決行されるのは嬉しいですね。

マップには「SUNNY」(晴れの日)と「RAINY(雨の日)」バージョンが。雨天でも決行されるのは嬉しいですね。

会場に足を踏み入れると……、うわーっ! さっそく素敵なビンテージ品たちがお出迎え。このたびの取材同行カメラマン(夫)の「ちょっと待って……」の声を置き去りにして走り出す私。和食器、洋食器、懐かしいミシン、昭和の古いおもちゃ。一つのお店はそれぞれ小さいけれど、魅力的な品々が所狭しと並んでいます。古書店やお花屋さん、手づくり雑貨のお店もあって、バラエティ豊富です。

さまざまなジャンルのショップが混在するところも活気ある蚤の市らしさ。

さまざまなジャンルのショップが混在するところも活気ある蚤の市らしさ。

さまざまなジャンルのショップが混在するところも活気ある蚤の市らしさ。

さまざまなジャンルのショップが混在するところも活気ある蚤の市らしさ。

特に人気があるのはヨーロッパのアンティーク食器を専門に扱うお店で、ものすごい人だかり。さすがはアンティーク食器です。色、形が現代にはない珍しさに加えて、月日を経たことで深まった温かい風合いと存在感。無類の食器好きの私としては、興奮して鳥肌が立つばかり。

しかし……。


大きなボウルはフランス産のアンティーク食器。赤い花の文様が素敵でした。

大きなボウルはフランス産のアンティーク食器。赤い花の文様が素敵でした。


「これかわいい!」と、数あるアンティーク品から掘り出して手にした食器が2万円だったり……と、少々かわいくないお値段。「あれこれも買って帰る!」というわけにはいかない悲しい現実に直面しました。これは、お財布の紐をしっかりと締めて吟味せねばなりません。

この時点でまだゲートから5メートルぐらいの“ほんの序の口”。1個ずつ手に取っていては日が暮れてしまいます。なにせ古着ゾーンや北欧ゾーンなど、垂涎のスポットが盛りだくさんの会場です。スピードアップして、目を鋭く光らせながら巡らねば!

“ガラクタ”を発掘するのも蚤の市の楽しさ

ターゲットを食器に絞りながら、「これ、何に使うの?」というガラクタにも目を配り、市場の中をぶらぶらとお散歩。これぞ蚤の市の醍醐味ですね。興奮がおさまり、徐々に目も慣れてきて、我が家の器たちに加えても良さそうなものが見つけられるようになってきました。

「私を見て」と呼びかけられたような気がして目に留まったアイボリー色の大皿。

「私を見て」と呼びかけられたような気がして目に留まったアイボリー色の大皿。

「これ何?」の一例は、無造作に積まれていた古新聞。手に取ってみると、フランスの刺繍のテキスタイル専門誌でした。ピンときたのでとりあえず購入。

「これ何?」の一例は、無造作に積まれていた古新聞。手に取ってみると、フランスの刺繍のテキスタイル専門誌でした。ピンときたのでとりあえず購入。

会場にはフードスタンドもいくつかあって、スパイシーな香りを漂わせるマサラチキンやタイフードの店、ビールの『よなよなエール醸造所』なんかもありましたよ。
ただしフードスタンドは凄い行列なので、お買い物に集中したい人はお弁当を持参したほうが良さそう。中央の「八角テントStage」は大きな屋根で覆われていてベンチもたくさんあるので、日差しを避けられます。バンドの生演奏を聞きながら休憩できるのでおすすめです。

さて、買い物に夢中になっているうちに気づけば閉園時間の16時に。全然時間が足りない! あっという間! 来年は朝一から繰り出そうと固く心に近い、『東京蚤の市』を後にしました。

“里帰り”ショッピングでの成果を発表!

蚤の市の醍醐味は、そう、帰宅してからも続くのです。買った物を広げてみる! まずは大本命の食器です。珍しい八角形のプレートを2枚購入。我が家には、メインの肉や魚料理を盛る食器が少々足りなかったのです。

料理を引き立ててくれるこのシンプルさが気に入りました。和と洋と何にでもマッチしそう。
料理を引き立ててくれるこのシンプルさが気に入りました。和と洋と何にでもマッチしそう。


料理を引き立ててくれるこのシンプルさが気に入りました。和と洋と何にでもマッチしそう。
 

さっそくこの日の夕食にチキンソテーを作って盛りつけてみたら、大きさもちょうどよくて、お買い物、大成功! 自分の料理がお皿のおかげでちょっとスタイリッシュに見えます(笑)。

こちらは昭和の香りを纏った、金の花模様のグラス。夏場にビールを飲んだり、麦茶なんかにも合いそうです。

こちらは昭和の香りを纏った、金の花模様のグラス。夏場にビールを飲んだり、麦茶なんかにも合いそうです。

ガラクタの山から掘り出した、針がない時計の文字盤は、とりあえず寝室のディスプレイに仲間入り。

ガラクタの山から掘り出した、針がない時計の文字盤は、とりあえず寝室のディスプレイに仲間入り。


そして残るは、例のフランスの刺繍新聞です。さぁて、何に使いましょう?

インテリアのアクセントとなるウォールアートはDIY。今回の戦利品でアレンジします。
インテリアのアクセントとなるウォールアートはDIY。今回の戦利品でアレンジします。


インテリアのアクセントとなるウォールアートはDIY。今回の戦利品でアレンジします。
 

今まで我が家のウォールアートにしていたこちら。実は、キャンバスの木製パネルに和紙を貼っただけのお手製だったのですが、だいぶ傷んできたので貼り替えてみることに。使うのは、そう、刺繍新聞。

少し寂しかったキッチンカウンターの一角もこれで一気にセンスアップ!

少し寂しかったキッチンカウンターの一角もこれで一気にセンスアップ!

あれれ〜? 結構おしゃれに仕上がった! 新居への引っ越しを機に、インテリアのカラーテーマをブラック&ホワイトにしていたので、雰囲気にぴったり。これ、ただの古新聞と思いきや、今回の一番の掘り出し物だったかもしれません。

念願の蚤の市に行ってみてわかったこと。ビンテージ品は“唯一無二”の佇まい。その良き品を家に迎え入れると、家そのものの風格が増す……。だから、お安くないのは当たり前なのです。
とはいえ、東京中の骨董店を歩き回って気に入った品を探すのは大変です。それが一堂に会す『東京蚤の市』は、今後も絶対に外せないイベント! 第8回目が秋に開催予定とのことなので、もっと軍資金を携えて、ぶらり里帰りをしてこようと思います。

東京蚤の市
公式サイト
http://tokyonominoichi.com/
Facebookページ
https://www.facebook.com/tokyonominoichi

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