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手塚理美さんも挑戦! 話題のコントゥアリングメイクとは?

「最近フェイスラインがぼんやりしてきた」と感じているあなたなら、トライする価値あり。不思議と美人度があがる立体メイク術です。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・石田純子(オフィス・ドゥーエ) イラストレーション・オカダミカ 文・越川典子、高橋顕子

「コントゥアリング」って何?――直訳すれば、輪郭をとるの意味。「コントゥアリングメイク」とは、ハリウッドで話題をふりまく、キム・カーダシアンが発信した化粧法で、ハイライトとシェイディングで顔を立体的に見せるテクニックのこと。今年、SNSで若い女性の間で大流行したのだ。

「〈整形メイク〉とか〈フォトショップメイク〉とか言って、20代、30代が一斉に始めたのだけれど、実は、大人にとっても、使い方次第で〝よく効くおまじない〟になるんです」

大人メイクの大家、山本浩未さんが太鼓判を押してくれた。「大人の顔って、年齢がいくほど印象が曖昧になってくるでしょう? まるで、ふくらんだお餅がしゅーっと空気が抜けるみたいにしぼんで、たるんでしまう。だから、今までと同じ1種類のファンデーションをぬるだけでは、のっぺり、ハリ感のない顔になってしまうんです」でも、諦めなくていい、と山本さん。

目の錯覚は、気持ちの錯覚。利用して、元気になってしまおう。

「逆の言い方をすれば、のっぺりしているからこそ、ちょっとコントラストをつけてあげれば、驚くほどメリハリのある顔立ちにできるんです」

元祖のキムは、白いファンデーションを盛り上げたい部分に、茶色いファンデーションを凹ませたい部分にぐいっとのせて、なじませるのだけれど、「大人はそんな乱暴しては危険!」

いかにもメイクしました〜の顔になるのがオチ。あくまで、いつものファンデーションの上に、〈ハイライト〉〈シェイディング〉2種類のパウダーで顔を立体デザインするのである。「今年のパウダーは、とっても優秀。うっかり多めにつけたとしても大丈夫。色みもパール感も品があって、微妙な光と影が作れます」

ぐっとあか抜けた顔ができる。「メイクは、目の錯覚です。見た目の錯覚は、気持ちの錯覚にもつながってくる。何だか元気に見える。今日はきれいだわと思えば、生きる力にもつながる錯覚テクニックを紹介しますね」

顔の幅も、目の位置も同じ顔 なのに違って見える理由。

顔の幅も、目の内も同じなおなのに違って見える理由。顔の長さ、広さ、目の位置、鼻の位置、口の大きさも唇の厚さも同じ。それなのに、こちらの顔は「ヨコに広がった」幅広の、悪く言えばのっぺりした顔に見えてしまう。それは光の当たる面積が大きいため。まさに、立体感とは、目の錯覚で起きるのだと納得する。資料協力:カネボウ化粧品

左と同じ顔に、ハイライトを幅狭く入れてみると、顔がぐっと突き出してくる。しかも、額から鼻にかけて段差のないハイライトがより立体的に見せている。眉山はくっきり表現し、また目の下のハイライトは逆三角形=タテを意識することで印象が大きく変わる。

女優・手塚理美さんもコントゥアリングメイクでさらに小顔に!

【いつものメイク】ふだんのメイクは、丸くやわらかな顔印象に。ただ、やや平板な印象。
【立体メイク】ハイライトとシェイディングを加えてすっきり、くっきり、たしかに小顔に。
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