ビューティー

【後編】年を重ねた悩み多き肌に。美容ジャーナリスト推薦の最新コスメ。

信頼ある美容ジャーナリスト、吉田昌佐美さん、宇野ナミコさんが注目のスキンケアを試して、使い心地や優れている点を分析するシリーズの後編。今回は、肌や印象を「いい感じ」に変えてくれるコスメを紹介します。
  • 撮影・青木和義 文・鈴木智子

肌も印象も「いい感じ」に変えてくれるコスメたち。

「上がるポイントはそれぞれ。 自分に合うものを見極めて」と宇野ナミコさん。

いま現在をキレイにしてくれるのはもちろん、これからの肌も見据える徹底したプロテクトケアを加えるのもおすすめ、と宇野さん。

「老化原因である酸化、炎症ケアができるアイテムを1品は取り入れたいですね。紫外線などの外的要因からの防御は、ダメージの連鎖を防ぐ意味で美肌への近道。クレ・ド・ポー ボーテのクレームUVもアクセーヌのスーパーサンシールドも保湿力にすぐれ、プロテクトと同時にエイジングケアができるので心強いです」

また、愛され支持されてきた実績あるロングセラーなら、手堅くコスメの持つ力を享受できる。

「ロングセラーの製品は、どんな肌タイプにも使いやすく、日常ケアに組み込みやすい。クレンジングか化粧水か美容液か、自分の〝お守り〟になるアイテムに出合うと心強いです」(吉田さん)

エイジングが気になる世代こそ取り入れるとよいのが、まつ毛や唇のパーツケアアイテム。

「目元や口元などのパーツは加齢のサインが表れやすいので、ここに手厚いケアをすると、見た目、印象が変わります。まつ毛にハリが出て、唇がふっくらすればメイクも決まりやすい。若々しい表情を手に入れられます」(宇野さん)

そして、2人が声を揃えるのが、メイクアップを見直す意義。鏡の中の顔を好きになれるかは、メイクの仕上がり次第と言えるから。

「年齢を重ねるにつれて、顔の中の角という角が下がり、尻と山が曖昧になります。肌がくすんで疲れた印象になりやすい。そこを巧みに補正してくれるアイテムを加えれば、いきいき感が俄然アップします」(吉田さん)

大切なのは使い勝手がよくて、加齢肌を考慮したつけ心地と仕上がりになっていること。

「THREEのアイライナーやサンローランのデュオスティックはハリの低下によるメイクのしにくさに対処しやすいです。肌になじんで絶妙な血色感と透明感を演出するチークや、隠したいところは隠し、それでいて自然で崩れにくいファンデーション、いずれも大人の肌に相応しいメイク効果があります」(宇野さん)

こんなにも魅力と実力を備えているいまどきのコスメ、使わないのはもったいない。

「あれ、キレイになった?と少しでも感じられれば表情が変わる。もう大丈夫です」(宇野さん)

「若い頃にコスメを使いこなしたことがあればなおさら、ここでもう1回コスメを楽しんで使って、惚れ惚れする自分に変身しましょうよ」(吉田さん)

いまも未来もキレイに。頼れるUVケア。

資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ クレームUV

エイジングケアしながら紫外線ダメージから肌を防備ょする日焼け止めクリーム。「日中の肌をケアして、ハリ感と輝きを与えてくれる大人のためのUVクリーム。豊かな気持ちにさせてくれます」(宇野さん)50g 9,000円(資生堂インターナショナル☎︎0120-81-4710)

ポーラ ホワイトショット インナーロック リキッドIX

体の中からアプローチするホワイトショットシリーズのドリンク。「美白というと顔にフォーカスしがちですが、これからは体の酸化にぜひ目を向けて。すっきりとしたシトラス風味で飲みやすいのも魅力」(宇野さん)30ml×10本 5,800円(ポーラ)

アクセーヌ スーパーサンシールドブライトヴェール

「個人的にもリピートしている敏感肌に優しいUVケア。最新版は肌の不調をケアしてトーンアップも。クリームのような使い心地で保湿力も優秀です」(宇野さん)。紫外線と乾燥から肌を守るノンケミカル処方。22g 4,000円(アクセーヌ☎︎0120-120783)

心強い味方、実績と信頼のロングセラー。

ヘレナ ルビンスタイン フォース C. 3 アイ

目元の影に挑むアイ美容液。「愛用しているビタミンC美容のパイオニア、フォース C.のシリーズに昨年新たに加わったアイケア。目元のケアを始めたい、明るさとハリを取り戻したい人におすすめ」(吉田さん)15㎖ 1万2000円(ヘレナ ルビンスタイン☎︎03・6911・8287)

SK-Ⅱフェイシャル トリートメント エッセンス

「何本使ったかわからない個人的にも定番の化粧水。うるおいによる澄んだ透明感を実感できます。美容液に近い感覚で、肌コンディションが落ちているときのトリートメントに最適」(宇野さん)。160㎖ 1万7000円(SKⅡ☎︎0120・021325)

コスメデコルテ コスメデコルテ 化粧液 モイスチュアリポソーム

1992年発売のロングセラー美容液。「いまも売れ続けている保湿エイジングケアのスペシャリスト。なめらかなジェルテクスチャーで肌なじみがよく、ふっくらとした肌に。首のケアにも」(吉田さん)40ml 1万円(コスメデコルテ☎︎0120-763-325)

シュウ ウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル

「クレンジングで肌が変わる、を実感させてくれたオイル。乳化技術が素晴らしく、素早く汚れを浮き上がらせ、気持ちよく洗いながせる絶妙なバランス感」(宇野さん)。リニューアルしてより心地いいテクスチャーに。150㎖ 4,400円(シュウ ウエムラ☎︎03・6911・8560)

加齢のサインを手厚くケアする。

エピステーム エピステーム パワライズ ラッシュセラム

医療用まつ毛育毛薬から着想。まつ毛を強く美しい印象に。「マスカラ好きの40代はまつ毛が傷んでいる可能性大。根元からケアできる専用美容液は毎日の習慣に。ブラシでさっとつけられて便利」(宇野さん)4.5㎖ 5,000円(エピステームコール☎︎03・5442・6008)

三省製薬 デルメッド リップトリートメント

「縦じわが気になる痩せた唇もふっくらと整えてくれる専用トリートメント。保湿感が快適で個人的に何本もリピートしています」(宇野さん)。エイジングケアのためのオリジナル成分も配合されてパワーアップ。8g 2,200円(三省製薬☎︎0120・847・447)

弱点を自然にカバーして、若々しさといまどき感をプラス。

THREE メズモライジング パフォーマンス アイライナー ペンシル 08

思いどおりのラインを描けるなめらかなテクスチャーが特長。「ゆるみがちなまぶたでも埋めやすいソフトな芯で、ぴたっと密着しフレームを自然に引き立てる。ボルドー色が女性らしい目元を演出」(宇野さん)3,000円(THREE☎︎0120・898・003)

カネボウ化粧品 キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ 02

薄膜の仕上がりで体温を演出するクリームチーク。「発色、透明感、ツヤ感、立体感作りが秀逸。自然に肌に溶け込んで幸せで元気そうな頰を作る。三角のスポンジを使えばテクいらずです」(吉田さん)3,000円、ケース2,000円、スポンジ〈2個入〉1,000円(カネボウ化粧品☎︎0120・518・520)

アルビオン タイトフィルム ファンデーション PRO 050

肌を引き締める小顔ファンデの進化版。「リフトアップを感じる心地いい使用感。表情と連動してくずれにくく、カバー力も最適です。大人の肌をきれいに見せる、ほどよいマットさですね」(宇野さん)30g 6,000円(アルビオン☎︎0120・114・225)

イヴ・サンローラン・ボーテ ベビードール キッス&ブラッシュ デュオスティック No.4

リップにもチークにも使えるバームスティック。「肌の上で2色が混ざり合い、頬に絶妙な立体感が生まれます。唇にポンポンとなじませると、ハーフマットの質感に。多機能な点も忙しい女性の味方」(宇野さん)5,200円(イヴ・サンローラン・ボーテ☎︎03・6911・8563)

ベアミネラル ベアプロ パウダーファンデーション 06コア カバレッジ ブラシ

「キメ細かく柔らかでクリーミーなパウダー感が秀逸。ブラシでつけるとピタッときれいについて素肌のように軽やか。これぞ大人が使えるパウダリー」(吉田さん)。厚塗り感のない軽やかでヌーディな仕上がり。4,200円、ブラシ3,500円(ベアミネラル☎︎0120・24・2273)

パルファム ジバンシイ ルージュ・パーフェクト

ひと塗りで潤いを補給して自分だけのピンクカラーに。「人によって色の出方が違うのが楽しい。バーム効果で潤いキープ力も充分。ピンクの本革を使ったケースにも、気分が上がります」(吉田さん)4,600円(パルファム ジバンシイ☎︎03・3264・3941)

KANEBO カネボウ ヴァリアンブラッセ(チークス)03

「いい意味で発色しすぎず、頰に自然な血色感とツヤ感を作ってくれます。2色共に赤みが入っているので混ぜても浮かず、肌に奥行きを出してくれるはず」(宇野さん)。肌の美しさを際立てるレッドベージュ系。5,500円(カネボウインターナショナルDiv.☎︎0120・518・520)

資生堂インターナショナル SHISEIDO フルラッシュマルチディメンションマスカラ ウォータープルーフ

「ブラシ部分を曲げて使えるので、まつ毛を根元から持ち上げ、細部への重ね塗りも簡単に。目元をぱっちり元気な印象に見せてくれます」(吉田さん)。自然な印象でまつ毛にボリューム感を。3,800円(資生堂インターナショナル)

『クロワッサン』948号より

●吉田昌佐美さん 美容ジャーナリスト/学生時代から美容記事の編集に携わり今年でジャーナリスト歴38年。わかりやすい解説やコメントに定評あり。化粧品の開発者からの信頼も厚い。

●宇野ナミコさん 美容ライター/女性誌や美容専門誌、WEBなどで美容の記事を執筆。働く女性のライフスタイルを考えた、取り入れやすく実践しやすいアドバイスが人気。

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