朝と夜の一日2回、自宅の大きな窓に向かって座り、目を閉じて瞑想する。平澤まりこさんが今、一番効果を感じているという健康法だ。
「きっかけは、気功を使った整体の先生に、“体がつらくなったら整体に来て、楽にしてもらうのではイタチごっこ。自分で根本から直さなきゃ”と言われ、気功の教室に行ったこと。立ってへその下の丹田を意識した呼吸法を続ける“立禅”というのをやったら、血流が良くなって体が温まり、じんわり汗をかいてきて。数カ月で、職業病の肩こりや冷えも軽くなったんです」
その後、瞑想の教室などにも足を運び、立禅以外にもいくつかのメソッドや呼吸法を組み合わせ、一番しっくりくる、自己流の瞑想法にたどり着いた。
「気持ちが良くて気づいたら1時間くらい瞑想していることも。普段は浅くなりがちな呼吸を深くし、整えることで代謝も上がるし、驚くほど心が落ち着くんです。体の中のいらないものを出して、新鮮な空気を取り入れる。単純なことだけど、これだけで、体も心も循環がうまくいくみたいです」