「22時から2時は〝美肌のゴールデンタイム〟と呼ばれてきましたが、今は入眠から3〜4時間後に美肌が作られるという説が有力」
そう話すのは、自身も眠りにつくのが深夜2時頃だという美容ジャーナリストの國藤直子さん。
「睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しますが、眠りが深くなる入眠後最初のノンレム睡眠時に成長ホルモンがいちばん活発に分泌されるんです。成長ホルモンは新しい細胞の生成に働き、ダメージを受けた肌細胞を再生させると言われていますから、寝る前のケアは美肌づくりのためにとても大切です」
就寝中のスキンケア効果を上げるには、ちょっとしたポイントが。
「肌の代謝を高めるピーリングや、肌再生に働きかけるもの、夜のスキンケアで補った水分と油分をしっかり閉じ込める働きのあるマスクやクリームを使うこと。ただし、化粧品だけに頼ってはダメ。成長ホルモンは加齢とともに減少しますから、毎朝決まった時間に起き、夜はお風呂にゆっくりつかるなどして深い良質な睡眠をとり、睡眠中に効率よく肌状態を底上げできるよう、生活習慣から変えましょう」