同じ色から卒業して、どんな色も使いこなす。
覚えておきたい口紅の正しい付け方。
メイクアップアーティストの吉川康雄さんのメイクは、誰でも似合って、しかも簡単。秘訣は、自分の持っている色や形を生かすこと。似合わないと思い込み、つい同じ色ばかりを選びがちな口紅。でも、「ポンポン塗り」さえマスターすればどんな色も使いこなせる、と吉川さん。気になる「ポンポン塗り」を伝授してもらいました
口紅のポンポン塗りで発色を抑えれば、
どんな色も使いこなせる!
「肌がイエローベースならこの色がいい、ブルーベースではこの色が似合わない、というのは、僕からいったらあり得ない話。発色が淡ければどんな色でも似合うんです」
吉川さんが提唱するのは5分の2の発色。どんな色も淡くのせれば、自分の色にすることができると。
「唇の透明感を消さず、たとえば口紅を指の腹でポンポン軽くのせていく。今まで似合わないと思っていた色がなじむのがわかります」
最もハードルが高い赤は、淡く塗ることで女らしさをプラス。イエローベースの日本人の肌には似合わないといわれる青みピンクも、反対色ゆえに、肌を白く見せ、知的なクールさを演出できる。ピーチカラーは肌になじむので、ふんわりと優しい顔に仕上げる効果を持つ。
指の腹に口紅をのせて、ポンポン塗りで淡く塗る。
【ピンク】
「似合わない」は、思い込み。
肌を美しく、白く際立たせる。
イエローベースの日本人の肌に対し、青みピンクは反対色。それゆえに肌の色を白く、美しく見せる効果がある。濃く塗ると、老けて見える場合があるので注意。
【ピーチ】
親しみやすさを演出、
気取らず、優しい顔に。
イエローベースで温かみがあるピーチカラー。オレンジほど黄みが強くないので使いやすい色。素肌感メイクに溶け込むので、ツヤ感を意識することを忘れずに。
【レッド】
「ほんのり赤」をマスターして、
女らしさをグッとアップ。
赤は唇が持つ血色の色。それだけに唇本来の色を覆ってしまうような厚塗りは絶対にNG。ほんのり赤を唇にのせて、女らしい華やかさをプラス。
◎吉川康雄さん メイクアップアーティスト。ニューヨーク在住。ファッション誌『VOGUE』各国版の表紙メイクなどで活躍。著書に『生まれつき美人に見せる』(ダイヤモンド社)など
『クロワッサン』920号(2016年2月10日号)より
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