旅先でも自宅でも!
「内風呂」を楽しむアレンジ法。
文・写真/弓月ひろみ(クロワッサン倶楽部読者モデル)
「プチレクのススメ」第2回は、リラックスと癒しについて。私の生きる糧、お風呂のお話しです。
私が愛して止まないもの、それがお風呂。
日中は外を飛び回っている事が多いので、帰宅時はクタクタ。その疲れを取り、リフレッシュさせ、心と体のバランスをとってくれるのが、私にとってのお風呂です。
今年の一月に仕事でラスベガスを訪れた時のこと。初の渡米と慣れない環境で、心身ともに疲れ果てていました。部屋にはバスタブがなく、シャワーも固定式。疲れがとれないなぁ……と思いながら迎えた8日目、ぱったりとダウンしてしまいました。
喉や鼻に異常はないのに熱がある状態。解熱剤を買ってレモネードで流し込み、ホテルで缶詰になること1日。真っ直ぐに立つこともできず、天井を眺めて過ごしたのですが…取材から帰ってきた大先輩、ジャーナリストの野々下裕子さんから、こんなお誘いが。
「友達のコンドミニアムに行かない?お風呂に入らせて貰おう!」
心優しい先輩のおかげで、9日ぶりにバスタブに浸かった、あの瞬間は、忘れもしません。生き返るとはこのこと。「さっきまでと別人だね〜生気が戻ってるよ」とコメントされつつ、お風呂がいかに疲れを癒してくれるものなのか、身をもって体験したのでした。
旅先での内風呂は現地のものを取り入れて。
私は旅先や出張先での内風呂を楽しむのが大好き。大浴場もいいですが、内風呂には、内風呂なりの楽しみ方があるんです。楽しみ方のマイルールは、現地のものを取り入れること。
たとえば、お酒。国内の出張では、現地の小さな日本酒、焼酎を買ってきて、半分は飲み、半分は湯船に入れて浸かります。体も温まるだけでなく、お肌もキレイになりますし、全身お清めをしているような爽快気分に。山梨や長野なら、ワイン風呂も良いですね。
海外旅行なら現地にしかない香りを取り入れること。現地のドラッグストアや、化粧品店に行って、そこにしかないバスタイムコスメを探します。
フィリピンでは、現地のお花の石鹸。ベトナム、ハノイでは、フランスから輸入されている(パッケージなどはローカライズされている)シャンプー、コンディショナーを購入。タイ、バンコクでは20種類のハーブが配合されたオーガニックなボディミルク。台湾では、台北ブランドのバスソルトを買いました。
すべて日本に流通していないものだから、日本では感じることのできないバスタイム体験になるんです。
そして、とっておきの贅沢と言えるのが「フルーツ風呂」。旅先のマーケットでフルーツを見つけたら、少し多めに買って、バスタブに投入。
グレープフルーツや、アジア、南国特有のシトラスフルーツなら、湯に浮かべて…。
ピーチやプラムなら、冷やしてから、お皿に持ち込んで、ゆったり浸かりながら、がぶり。異国のホテルで迎える早起きの朝に、現地ならではのフルーツの香りに包まれながら、ゆったりとバスタイムを過ごす。本当に贅沢に感じる時間です。
現地で買ったコーヒーのお風呂、紅茶風呂も良いかもしれませんね。
お風呂は私にとって、心も体もリラックスできる、プライベートな空間。快適な今日と明日を過ごす為の儀式のような場所でもあり、日中の緊張を解してくれる場所でもあります。
お水やお湯に触れているだけでも癒されますが、ちょっとの何かをプラスするだけで、さらに特別な空間を演出できる。
これも私なりの「プチレク」の一つです。
さぁ、次はどんなお風呂を楽しもうかな?と、旅に行きたい衝動と共に、やっぱりお風呂で妄想する私でした。
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