ビューティー
ふくらはぎを揉んで、
夏疲れを早めに解消する。
ふくらはぎは、第2の心臓と呼ばれる大切な部位。マッサージで夏疲れによるむくみだるさや冷えを吹き飛ばしましょう。
「夏を過ごした体は、冷房で冷えています。手足に冷えを感じる人は必ず内臓にも冷えが。血液が内臓を温めるために集まってしまい、末端に行き届かないから手足は冷たいのです」と、日本ゾーンセラピー協会代表の大谷由紀子さん。
今年は早くから台風が頻発するなど自然環境の乱れが著しく、激しい気圧の変化や湿度の高い日が多かった。約60%が水分でできている人間の体は、むくみ、だるさも深刻です。
「夏疲れの体は、ふくらはぎを揉んで、リンパや血流など体液の循環を促すことで改善できます。ふくらはぎの筋肉は、ミルキングアクションという心筋をサポートする作用で、下半身の静脈の血液を心臓へと戻すのです。全身の循環がよくなることで体が軽く、楽に感じるだけでなく、自律神経も整い、免疫力もアップしますよ」
【準備運動】
足首を動かして、ふくらはぎをほぐす。
1.お尻が浮かないように尾てい骨を床につけて座る。下腹に力を入れて、膝裏の筋をピンと張った状態で足の裏を床と直角に保つ。
2.1の姿勢で両足の爪先を床に近づけるようにして甲を伸ばす。1~2を数回繰り返し、ふくらはぎをほぐす。
基本のマッサージ1. 足の外側の刺激
1.左足は左手で、右足は右手で足首を上からつかむ。筋肉の谷間の部分に指を入れるイメージをするといい。
2.親指以外の指で筋肉の谷間を刺激しながら膝下まで押し上げる。オイルやクリームをつけるか、お風呂で石鹼をつけるとやりやすい。
基本のマッサージ2. 足の内側の刺激
1.外側を刺激したときと同じように足首をつかみ、親指を内くるぶしのすぐ上の骨のきわに押し当てスタート。
2.親指で骨の後ろ側のきわに当たるよう調整し、そのまま親指を当てながら膝に向かって押し上げていく。
◎大谷由紀子さん 日本ゾーンセラピー協会代表/ゾーンセラピーは足裏の刺激から全身を整える健康法。ふくらはぎの重要性を唱え、これまで2万人以上の足を揉みほぐしてきた。
『クロワッサン』908号(2015年9月10日号)より
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。
人気記事ランキング
- 最新
- 週間
- 月間