コウジ酸をはじめ美白、美肌成分が満点。
女性は甘酒を飲まなきゃ損!
「お米と麹から作る甘酒に含まれる酵素は100種類以上とも言われ、そのほかアミノ酸、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシトール、ビオチンなどの美肌成分がいっぱい。女性は飲まないともったいないです」
もっとも、最近、毎日飲んでいるのは、フランス人の夫のリクエストとか。
「甘酒を飲むと体の調子がいいと言うので夫のために甘酒を作って、毎日欠かさず野菜やフルーツのスムージーにプロテインと甘酒を入れて飲むようになったんです。体のもとを作るたんぱく質と、炭水化物からできる甘酒、野菜、この3つが合わさることで朝の完全食になると思うんです」
日替わりスムージーに可能な限り加える食材がりんご。酵素だけでなく、多糖類のペクチンも多く含み、美肌効果が高いのがその理由。そして実花さんお手製の甘酒も作り方に流儀があります。
「玄米麹と白米麹を半々に混ぜて使っています。玄米麹の甘酒は栄養価が高いし、白米麹の甘酒は上品な甘さに仕上がるし、それぞれに長所があるので、いいとこ取りですね。炊飯器のフタを開けて、保温モードにして8時間以上かけて作るんですよ。フタは開けたままなのでほこりなどが入らないようにザルをかぶせて、上から清潔なふきんをかけておくといいですね」
美白は体の内側からというのが実花さんのポリシー。ゆえに、紫外線対策は施しても美白化粧品は使わないけれど、このごろ自覚していることがあります。
「そろそろアラフィフなんですけど、顔のシミは少ないんですよ。甘酒には美白成分のコウジ酸も豊富だし、顔だけではなくて体全体が色白で、シミのできにくい肌になる。そんな効果があるように思います。それと、これはあまり根拠がないんですけど、同世代の方と比べて白髪がとても少ないんです。これも甘酒効果かも……(笑)」
甘酒は、まさにインナービューティの栄養ドリンクと言えそう。
実花さんの甘酒レシピ
材料(作りやすい分量)
米(できれば発芽玄米)1合、
温湯(約55度)600~700㎖、
生米麹2合(玄米麹1合・白米麹1合)
作り方
1.炊飯器でごはんを炊き、60度ぐらいに冷ましておく。
2. 1の炊飯器に55度ぐらいの湯を注ぎ入れ、ハンドミキサーでドロドロになるまで混ぜ合わせ、さらに麹を加えて混ぜる。
3.炊飯器のフタを開けたまま、ザルを置いて、その上に清潔な布巾をかけ、保温モードで8~12時間おく。その間ときどき杓子などで
かき混ぜる。※保存は冷蔵庫で約1週間。
甘酒スムージー
甘酒½~1カップ、春菊1本、パセリ2本、バナナ1本、りんご小1個、ピーマン1個、トマト1個、サラダごぼう½本、人参小1本、紫キャベツ¹/₁₆個、ヘンププロテイン大さじ1 ※野菜や果物は好みのもので。
作り方
1.野菜とフルーツはざく切りにする。
2. 1をブレンダーに入れ、甘酒、ヘンププロテインを加え、撹拌する。
◎シャリエ実花さん 美容ライター/豊富な海外体験や美容業界の専門誌での取材を通して、老化をいかに遅らせるかをテーマに、インナービューティを追求。その成果である美肌メソッドを提唱する。
『クロワッサン』900号(2015年4月25日号)より
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