くらし

【動画付き】「ビジンサマレシピ」で作る基本の寒天

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子 撮影・津山寿文(株式会社ヒトヒトプロモーション)
今回は、長野県諏訪地域の寒冷で乾燥した気候風土を利用して作られた元祖フリーズドライ食品の寒天の基本の扱い方をご紹介します。
寒天は角寒天(棒寒天)、糸寒天、手軽に使える粉寒天の主に3タイプがありますが、天草のミネラルと食物繊維がたっぷり摂れるものは角寒天や糸寒天のような固形状のものがお勧めです。肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病予防にも良いとされ保水力の高い食物繊維で高いデトックス効果が期待できます。

基本の寒天のレシピ

【サイズ】 横7.5×縦14×高さ4cmの流し型 一台分

【材料】
棒寒天 1/2本 水 250〜300ml

【作り方】
1.
棒寒天はしっかりと浸るくらいの水に浸けて(分量外) 一晩かけて柔らかく戻して、水気をしっかりと絞る。
2. 鍋に分量の水と棒寒天を手で細かくほぐしながら入れて弱めの中火 くらいの火加減で絶えず混ぜながらしっかりと寒天を煮溶かす。
3. 水で濡らした型に流し入れ冷まし固まったら切り分ける。きな粉+ 黒蜜や辛子+酢醤油などお好みで。
※常温で固まるが急ぐ場合は氷水につけると良い。
※型を水で濡らすことにより型離れが良くなる。

基本の寒天のレシピ動画
中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。
2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。
●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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