【秋のファッション】すっきり着まわせる服選び〈腰回りお悩みさん編〉
スタイリストの平澤雅佐恵さんによる読者変身企画。今回のテーマは「着まわし」。まず、どんなことに気をつけて服選びをしたらいいのでしょうか。
「着まわしアイテムの条件は、ベーシックでありながら、旬の要素があること。形や素材など、シンプルで定番的であるほど、さまざまな服と合わせられます。また色もネイビーなど主張しすぎないものを選んで、逆に色のあるアイテムや存在感のあるアクセサリーをプラスすれば、ぐっと今っぽく着こなせますよ」
Before
「お尻とお腹にボリュームがあるので、どうやって隠すかがテーマ。いつも決まった服を無難に着てしまいがちです」
という杉山留美さん(クロワッサンクラブNo.22https://croissant-online.jp/member/28884/)。平澤さんが考えたのは、ブルーのシンプルなシャツを着まわすコーディネート。
「ハリのある素材のシャツは、背すじをシャキッとさせてくれるアイテム。そして、杉山さんの上品な顔立ちには、絶対にトラッドが似合います。シャツの力を借りながら、ジャケットやパンツなどでトラッドなアイテムを合わせてすっきりしたシルエットをつくれば、お腹回りの悩みも解消すると思いました」
いちばん最初のコーディネートはスタジオでも「かっこいい」と歓声が上がるほど好評だった、レザーコートを合わせたもの。
「コートの合わせ部分と、パンツのピンストライプで縦ラインを強調しました。シャツの衿と袖はコートから出して、上半身に視線を集めたのもポイントです」
次は、秋に注目の赤を合わせたパンツスタイル。
「お尻が気になるとのことでしたが、こんな長めのカーディガンを合わせれば気にならないはず。ボトムスは美脚効果のある、ハリのある素材のストレッチパンツ。大ぶりのネックレスで首元にポイントをつくることで、女性らしさもアップします」
最後ははジャケットとスカート、ブーツを合わせた秋らしいコーディネート。
「こちらもジャケットから出した衿とネックレスで顔周りに視線を集めました」
After
コートとピンストライプで縦ラインが完成。
シャツの上に直接、レザーコートを合わせた男前なコーディネート。「コートとピンストライプ柄パンツでスラリと見せています。腰回りはコートで隠れるので目立ちません」
カーディガンのボタンはあえて留めずに。
目をひく赤いカーディガンが主役に。「前はボタンを留めず、縦ラインをつくりました。シャツはボタンを2つ開けて、胸元でVをつくるとすっきり見えます」
スカートはハリのある素材を選んで。
ジャケットはボタンを1つ留めると縦ラインに。シャツの衿は外に出した。「スカートは、腰回りの肉感を拾わない、ハリのある素材を選ぶとすっきり見せることができます」
※商品は売り切れている場合があります
『クロワッサン』909号(2015年9月25日号)より
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