「基本、性格がドMなので、旅先で困るのが好きなんです。でもいろんな国に行くうちに勘が働くようになって中東ですら全く困らなくなって。困ったことが起きてもドキドキしないのってつまらない。それで気分を変えるために台湾に行ったら気に入ってしまって、しばらく居着くことにしたんです」
台湾在住の間もタイを何度か訪れ、すっかり魅了されたという。
「台湾の人も実に親切なのですが、タイはそれに輪をかけて人の温かみがスゴイんです。子どもが1歳になる前に連れて旅行したときも、子どもへのケアの手厚さに感動しました。お店でも誰かがずっとだっこしててくれるから、大人は落ち着いて食事ができるんですよ! 素晴らしいですよね」
青木さんの旅は、独自の視点で捉える面白いもの、変なことに満ちている。スタンプラリー的に名所を巡る旅とは正反対の、自分だけの楽しみを見出す天才なのだ。