美容家おすすめ!肌のお悩み別
美白化粧品の選び方。
シミやくすみの状態は人それぞれ。私にはどの美白が合う? 美容ジャーナリストの倉田真由美さんに、肌質に合わせたセレクトを教えてもらいました。
「最近の美白化粧品の傾向としては、シミの直接的な原因となるメラニンの生成を抑えるだけでなく、シミの前段階で起こる炎症や肌のコラーゲンの変質による黄ぐすみケアなど、守備範囲は広がっています。今まで難しかった長年のシミやくすみの改善にも期待が持てますが、それぞれに得意分野が異なるため、肌状態との相性がこれまで以上に重要になってきています」
見極めのポイントは、気になる部分の面積や、色の濃さ&種類、日焼け歴など。それらの状況に合わせて倉田さんにタイプ分けしてもらった新作美白ケアのリストは、ぜひ参考にしたい。
「『色の白いは七難隠す』と言われるように、日本の文化や趣向として、色白は美肌の第一条件でした。でも最近は、こんがり灼けていてもハリやツヤがあればきれいな肌。単にシミを薄くすることだけにこだわらず、肌全体を明るく美しく見せられる化粧品選びが、若々しい肌と言われる秘訣です」
肌色が明るくてシミが目立つ
→シミを狙い撃ちできるスポッツケア
肌全体の美白が必要ない色白タイプは、シミ部分だけに集中的に使えるポイントケアが便利。
(右)アミノホワイティブEXショット
メラニンを天然のサンスクリーンと捉え、健康的な肌機能を保ちながら過剰なメラニンのみを抑える。負担のない使用感で、本来の明るい肌色へ。医薬部外品。
「シミにダイレクトに働くスポッツタイプでありながら、肌あたりはごくマイルド。アミノ酸系成分がふんだんに取り入れられているので、使うほどに肌質も向上します」(倉田さん)
(中央)HQレーザークリア
医療機関でも使われている美白成分・ハイドロキノンに加え、3種類のブライトニング成分が、頑固なシミにアプローチ。使用は1日1回、夜のお手入れの仕上げに。
「効かせたい場所にきちんと密着し、そのままキープできるバームテクスチャー。美容医療発想のホワイトニング成分入りで、気になるシミの徹底ケアに心強い」(倉田さん)
(左)アスタリフト ホワイト エッセンス インフィルト
独自の美白成分・ナノオリザノールを新配合してパワーアップ。メラノサイトが存在する肌の奥へ素早く届き、根付いたシミをトーンアップする。3月1日発売。
「スムーズに伸び広がるのに、肌の上にきゅっと留まる使用感。一歩進んだナノ化技術など新しいアプローチがプラスされ、しつこいシミの退治に活躍します」(倉田さん)
顔色全体がどんより黄ぐすみしている
→糖化にも目を向けて冴えた肌色へ
黄ぐすみの悩みは、加齢やUVなどによるコラーゲンの糖化や変質が原因。メラニンだけでなく肌の奥に響く美白ケアを。
(右)エリクシール ホワイト クリアローション C Ⅱ
加齢とともに変化する肌のコラーゲンに着目。肌色の落ち込みと同時に、目元や口元に出やすい乾燥小ジワもケアする。医薬部外品。3月21日発売。
「化粧水は、さっぱり・しっとり・とてもしっとりの3つの感触を好みで選べます。同じラインの乳液や日中用美容液とともに、毎日のケアで美白したい方に」(倉田さん)
(中央)ブラン エクスペール ビューティー スキントーン クリーム
黄み、赤み、くすみなど肌色をにごらせる原因を、細胞レベルで解明。紫外線や酸化ストレスなどによる代謝リズムの乱れを整え、透明感のあるスキントーンへ。
「しっかり保湿できるクリームですが、感触はとてもフレッシュ。肌が乾きやすい秋冬だけでなく、オールシーズン使える頼もしいアイテム」(倉田さん)
(左)ドモホルンリンクル 美活肌エキス
漢方の考え方をベースに、170種類もの原料を厳選した美容液。肌を健やかに整え、澄んだ肌色へ導く。弾力低下など年齢の悩みをトータルでケア。医薬部外品。
「肌を内側から巡らせるコンセプトで、どんよりとしたくすみを払拭。まろやかな感触で肌にすっと心地よくなじみ、デイリーに取り入れやすい逸品です」(倉田さん)
薄いシミをこれ以上濃くしたくない
→未来のシミに先回りして徹底予防
シミの進行を食い止めるには、肌の奥に隠れたシミの根本原因までケアすることが大切。UVカットの徹底も忘れずに。
(右)イーブン ベター ダブル ブライト セラム
ワンプッシュでボトルから同時に出てくる2種類の美容液を手のひらで混ぜ合わせて使用。今の肌をクリアにしながら、まだ目に見えていない色ムラも防ぐ。
「触ってわかる程度の凹凸さえもすべすべに整え、化粧ノリの良い肌に。玉露のエキスを取り入れた抗酸化作用を兼ね備え、シミを元からケアしてくれます」(倉田さん)
(中央)クレッセント ホワイト ミルキー エマルジョン
色素沈着に深く関わる肌の24時間周期のリズムに着目した乳液。しっとりとした肌を保ちつつ、シミや色ムラを軽減し、未来のシミも予防。医薬部外品。2月26日発売。
「肌が守られているような潤いのヴェールで、UVをはじめとした外部のダメージから着実に防御。使ううちに、シミのできにくい肌体力を授けてくれます」(倉田さん)
(左)B.A プロテクター
紫外線に加え、肌老化に悪影響を及ぼす近赤外線もカット。優れた保水力でバリア機能を高め、シミにつながるダメージを防ぐ。SPF50・PA++++。3月4日発売。
「真皮の乾燥まで防ぐ、トリートメント効果は申し分なし。UVはもちろん近赤外線も強力にカットできるので、素顔で1日過ごしたいときも欠かせません」(倉田さん)
◎倉田真由美さん 美容ジャーナリスト/この道30年以上。美白ケアの移り変わりを熟知し、リアルな実感に即した最新美容解説に定評あり。
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